2017.09.03
「賃貸 VS 持家」どっちが得か!?いろいろな議論がなされています。僕はこの議論は安易なシミュレーションからスタートしていることが大きな問題だと思っています。(宜しければこちらのブログもご覧ください。賃貸VS持家シミュレーションの問題)
更にいえば、「ブランドのバックが欲しい!」「素敵なホテルに泊まりたい!」「美味しい食事を楽しみたい!」生活を楽しむための消費活動が損とか得とかという問題でしょうか?
マイホーム購入動機として「家賃がもったいない!」という理由は確かにあります。しかしこの理由は動機にすぎず、根本にはマイホームを購入することで叶えたい目的や夢があるはずです。
なのに、マイホームを買うことが損か得かという議論なんて。。。。「今後は人口が減少して…」「将来は…」などなど不安になりますよね。
そもそも、5年や10年後に引っ越しすることがわかっているならマイホームを購入しますか?
多くの方は余程の事がない限り住み続けるはずです。余程のこととは、離婚かもしれません。住みたくないほど愛着がわかない家なのかもしれません。どんな理由にせよマイホームを購入した目的が無くなった時です。
売る前提であれば家の価値も不動産価値も重要です。しかし、住み続けるためのマイホームであればいかがでしょう?
個人的には気密断熱にお金をかけるよりも古民家に暖炉をいれて昔ながらの暮らしを実現するために、自然素材や腐朽した木材の取り換えといった耐震工事にお金をかけたい人です。そんな僕からすれば「売る時に高く売れるから街がイイですよ!」と、いわれても「売ることを考えれば今の性能値の家がイイですよ!」と、いわれても、全くもってワクワクしません。
1000万円の価値しかない不動産を2000万円で購入するようなバカな話はありません。2000万円の価値の不動産を1000万円で購入して5年後に1500万円で売る。これは極端な話ですが、よくある賃貸VS持家の議論は、マイホーム購入を投資としてしか考えてない向きがあるのではないでしょうか。
たしかに1000万円の所得の方がリストラにあって500万の所得になれば、住宅ローンの支払いは行き詰るでしょう。無い話ではありません。しかし現実は、こんなケースは稀です。むしろ、住宅ローンで苦しんでいる方は、もっと現実的な話です。当初の資金計画そのものが無理をしすぎた結果というものです。
どう考えてもベンツを購入しても維持できない方がベンツを買ってカーライフを楽しめるはずありません。暮らしも同じです。身の丈が一番心地よいはずです。自分の楽しいがワクワクの暮らしへつながるはずです。
住宅ローンの頭金は2割。返済負担率は25%以内。よく聞く話でしょ。なんでもかんでもデーターを示しておけば販売する側や評論する側は楽ですけどね。だけど、購入する側は年齢も違えば働き方も違います。ライフスタイルなんて100人100色です。気にする必要はありません。
頭金がなくても返済に問題なければ大きなお世話です。逆に頭金が50%準備できても返済負担率が15%でも、返済に無理があると思えば無理があるのです。暮らしの価値もお金の価値も一番知っているのは自分自身ですからね。
情報過多の時代、マイホーム購入を真剣に考える方こそ悩み迷う傾向があるようです。情報はたくさんあっても本質の情報はネットにも情報紙にも無いから仕方ありません。
諦めることなく自分のライフプランに沿った暮らしを見つけてください。マイホームとはその暮らしを包む容器です。その容器がどういうものなのかを探して欲しいと願います。
全国には、住宅に精通したファイナンシャルプランナーやファイナンスにも明るい住宅のプロは少なからずいます。広島近郊でマイホームを検討の方はそんな一人である私がサポートします。初回相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。
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