2024.06.07
物事の捉え方は人それぞれですが、残念ながら「自分さえよければいい」という方も少なくありません。放置された空き家はその典型例であり、こうした有効利用されない不動産は「負動産」と呼ばれます。特に、地方都市のマンションやリゾートマンションがその代表例です。
例えば、放置された家が周囲に迷惑をかけていても、相続人はわずかな固定資産税としか捉えないことがあります。しかし、マンションの場合は固定資産税に加えて管理費や修繕積立金もかかり、負担が大きくなります。それでも支払いを怠る自分勝手な所有者がいるのが現実です。
本当に問題なのは、マンションにおいて固定資産税に加えて管理費や修繕積立金を支払わない所有者の存在です。これにより、負担が大きくなるのはその他の住民です。特に、管理費や修繕積立金の滞納が続くと、マンション全体の管理が行き届かなくなり、他の住民に多大な迷惑と負担をかけることになります。
さらに、このような不良住民が多数所有するマンションが、健全なマンションと同等の価値で取引される現状も問題です。負動産と呼ばれるこうした物件は、真面目に管理費を支払う住民にとって大きな負担となり、マンション全体の資産価値を下げる要因にもなります。
この問題を解決するために、日本でもいくつかの法改正が行われてきました。最近の法改正では、以下のような対策が整備されています:
マンションの管理は全住民が協力して行うべきものです。自分勝手な行動は他の住民に迷惑をかけるだけでなく、マンション全体の資産価値にも影響を与えます。マンションを購入する際には、このブログで紹介した負動産化したマンションを買うべきではありません。(法改正が解決策となることを期待してはいますが...。)
マイホームは夢であるよりも先に現実の暮らしです。お部屋だけのイメージに騙されず、マンション全体の管理を、自分の暮らしとしてしっかりと捉えることから始めてください。
広島近郊でマイホームを検討している方は、私にご相談ください。
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