広島の住宅購入相談はサンクティ

自分勝手なマンション所有者:管理の課題と解決策

物事の捉え方は人それぞれですが、残念ながら「自分さえよければいい」という方も少なくありません。放置された空き家はその典型例であり、こうした有効利用されない不動産は「負動産」と呼ばれます。特に、地方都市のマンションやリゾートマンションがその代表例です。

例えば、放置された家が周囲に迷惑をかけていても、相続人はわずかな固定資産税としか捉えないことがあります。しかし、マンションの場合は固定資産税に加えて管理費や修繕積立金もかかり、負担が大きくなります。それでも支払いを怠る自分勝手な所有者がいるのが現実です。

問題の核心

本当に問題なのは、マンションにおいて固定資産税に加えて管理費や修繕積立金を支払わない所有者の存在です。これにより、負担が大きくなるのはその他の住民です。特に、管理費や修繕積立金の滞納が続くと、マンション全体の管理が行き届かなくなり、他の住民に多大な迷惑と負担をかけることになります。

さらに、このような不良住民が多数所有するマンションが、健全なマンションと同等の価値で取引される現状も問題です。負動産と呼ばれるこうした物件は、真面目に管理費を支払う住民にとって大きな負担となり、マンション全体の資産価値を下げる要因にもなります。

問題解決のための対策

この問題を解決するために、日本でもいくつかの法改正が行われてきました。最近の法改正では、以下のような対策が整備されています:

  1. 滞納管理費の回収強化: 管理組合が滞納者に対して法的措置を講じることが容易になりました。これにより、滞納管理費や修繕積立金の回収が徹底されます。例えば、管理費の支払いが滞ると、管理組合は内容証明郵便を用いて督促を行い、それでも支払いがない場合は支払督促や訴訟を通じて回収を試みます​

 

  1. 啓発活動の強化: 所有者に対して、定期的な利用や管理費の支払いの重要性を啓発する活動が行われています。これにより、責任感の醸成が図られます。

まとめ

マンションの管理は全住民が協力して行うべきものです。自分勝手な行動は他の住民に迷惑をかけるだけでなく、マンション全体の資産価値にも影響を与えます。マンションを購入する際には、このブログで紹介した負動産化したマンションを買うべきではありません。(法改正が解決策となることを期待してはいますが...。)

マイホームは夢であるよりも先に現実の暮らしです。お部屋だけのイメージに騙されず、マンション全体の管理を、自分の暮らしとしてしっかりと捉えることから始めてください。

広島近郊でマイホームを検討している方は、私にご相談ください。

お気軽にお問い合わせください。


コメントを残す

プロフィール

名前 田中 法人
職業 広島の住宅購入サポート
通称 三笑塾 塾長
住まい 広島県
生年月日 1966年2月20日
PR 詳しくはこちら
2024年10月
« 6月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

お電話からのお問い合わせ

0120938898

営業時間:10:00〜19:00 定休日:水曜日・第1、第3火曜日

メールでのお問い合わせ

お電話からの
お問い合わせの方

お電話からのお問い合わせの場合、電話がつながりにくい場合もあります。
その際は再度ご連絡いただくか、ご連絡先をお伝えください。 後からご連絡申し上げます。