2023.04.18
マイホームの計画を進めるうえで、気になるのがお金の問題です。金利の先高観や地価の高騰、住宅価格も高騰する中でも、なお、「手頃な価格で家づくりができる」という表現が目につきます。
しかし、そんな甘い話は何かの代償であり、実際に予算に見合った住宅を実現するには十分な注意が必要です。
そのためには資金計画が重要になります。金利も低く50年返済という長期の住宅ローンも一般的であり、家を買うのは簡単に買える時代です。しかし、家を買うにはそれなりの学びが必要であり、気軽に住宅購入をスタートすると失敗します。
家の価格はとにかく〇〇~。この「~」が曲者です。購入しやすい表現が溢れていますが、実際暮らすにあたっていくら費用が必要なのかを把握しなければ入居後の家計は苦しいものになるでしょう。
住宅を購入して入居するまでには、建築費用だけでなく、新しい家具や空調、引っ越し費用や登記費用、住宅ローンの手数料や火災保険料など、様々な費用が必要となります。そのため、購入する前には、諸経費を含めた全体的な予算を把握するために資金計画書の作成が必要です。
ただし注意すべきは、資金計画書とはあくまでも計画書であって、その計画書通りの価格で入居までの資金が賄えるという約束ではありません。そのため、最低ランクの家や土地で「これなら支払える」と思ったとしても、イメージしている家とは別物の資金計画だったりします。
例えば、モデルハウスに設置されているカーテンや照明は、100万円以上のものもありますが、資金計画書に計上される予算は、30万円程度になることもあります。見積には反映されていない全てのお金を計画してもらうのです。
つまり、住宅購入時のお金で大切なのは、自分が望む暮らしを実現するために必要な予算を把握することです。そのためには、家だけでなく、住宅ローンや火災保険、その他諸経費などを含めた全体的な予算を把握することが重要です。
資金計画書は、計画をサポートするためのものです。しかし、早い段階で営業に取り込まれると、利用されるのも資金計画書です。入口として家賃並みのような入りやすい金額から始まり、最終的には、思わぬ高額になってしまたという声が多いのもこのためです。
特に、提出してもらった資金計画書に「概算」の文言が記載されている場合は、根拠を確認することが重要です。契約後に後悔することがないように、自分が望む暮らしを実現するために必要な予算を正確に把握し、見積書に反映させるようにしましょう。
また、最近では、政府の住宅政策や各地方自治体の補助金なども活用することで、理想とする住宅を実現することができる場合があります。そのためには、情報収集はもちろん複数のメーカーや業者と比較検討することが重要です。
最後に、マイホームを実現するためには、資金計画をしっかりと立て、見積書や資金計画書をチェックすることが欠かせません。自分が望む暮らしを実現するために必要な予算を正確に把握し、見積書に反映させることで、後悔のない住宅を手に入れましょう
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