2023.05.16
北欧の豊かな生活と質の高い住宅。その背後には一体何があるのでしょうか?答えは「住教育」があるか無いかだと思っています。日本でもこれを取り入れるべきだと議論は偉い先生方がいわれて続けてきたようです。
しかし、現実的には実現は困難なのでしょう。そんな動きやニュースは聞いたこともありません。(しらないだけなら教えて)だからこそ、僕たちは消費者をサポートし、中古住宅とリノベーション事業に注力しています。そんな僕らの視点でブログを進めます。ご一読いただけると嬉しいです。
北欧の家具は美しく使いやすく日本でも人気なのは周知のとおりです。それは成熟した国民性が長い時間をかけて築き上げた結果と言われています。
日本の住宅市場と比較すると、北欧は住宅選択における利益主義やイメージ優先の風潮が少なく、暮らしの本質に重きを置いているからだともいわれているんです。
住宅はただの居住スペースではなく、僕たちの生活の質や暮らし方に影響を及ぼします。それなのに、日本では暮らしを、場所として利便性として資産性として考え、こんなはずじゃなかったという失敗をよく聞きます。
この原因こそが、生活の元である「住」に対する理解の不足です。
北欧では、住宅や生活環境について学ぶ住教育が一般的に行われています。例えばフィンランドの小学生は、建築の教科書を通じて建築様式や生活用具、公営住宅、都会と田舎の生活の違い、建築の工法などについて学びます。
当然ですが、大人になった時、住宅選択の際の知識となります。また自身の生活環境をより良くするための基礎となります。それも子供のころからの積み重ねとして。
本当は、日本にも住教育があれば、より良い生活を送るための鍵となるはずです。自分たちの生活を豊かにするだけでなく、社会全体の生活環境を向上させる可能性を秘めているともいわれています。
供給者側だけでなく、消費者側からも住宅と生活の質への理解が生まれることでしょう。きっと、より良い住環境が実現し、日本の町並みが美しくなることと期待していました。過去形です。
しかし、そんな方向性は聞くに及ばずです。住教育の普及なんてといったところでしょう。なので、僕たちは消費者をサポートするコンサルティング業務を行い、品質の高い住宅を提供するために、中古住宅とリノベーション事業に注力することにしました。
住宅選択は一生に一度か二度の大きな決断です。だからこそ、僕たちは、消費者がより良い選択をするためのサポートを提供することが重要と考えてきました。起業の原点です。
また、表現だけの難しさにも気づき、形として提案できる中古住宅とリノベーション事業にも力を入れています。新築住宅を購入することは多くの人にとって大きな負担ですが、中古住宅をリノベーションすることで、質の高い住宅を手に入れることが可能だとモデルハウスで表現しています。リノベーションにより、中古住宅は新たな価値を生み出し、消費者にとって魅力的な選択肢となっています。
北欧の豊かな暮らしは、住教育の存在によって支えられてきたのだと学びました。住教育があることで、人々は自分たちの生活を豊かにする知識と技術を身につけ、それを生活に活かすことができます。
日本でも、住教育の重要性を認識し、それを取り入れることで、より良い生活と社会を実現することが可能なのですが...何度も言うように無理でしょう。
だからこそ、僕たちは、消費者のサポートと中古住宅のリノベーション事業を通じて、より良い住環境の実現に努めてまいります。私たちの活動が、北欧のような豊かな暮らしを日本でも実現する一助となることを願いながら。
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