広島市周辺の駅近で注文住宅で快適な暮らしなんて無理！

ステイホーム週間。皆様いかがお過ごしでしょうか？

時間があるから物件情報たくさん検索できますね。

ど～も、元ハウスメーカー支店長の田中です。

人気の駅近。土地めちゃ高いでしょ。

広島市近郊であればJR駅徒歩圏だけでなくアストラムライン駅や広電駅周辺もめちゃ高い。仮に坪単価80万円で売り出されていたとしても30坪で2400万円です。

快適な注文住宅を建築するにはそれ相当の金額が必要です。家を30坪×70万円として2100万円です。それに諸経費やらをインテリア費用を加えれば5000万円近く必要になるというのが現実的な話です。

5000万円となると、それなりの所得がないとなかなか払えませんよね。そこまで無理したくないし。そうだという方のみ、この先をお読みください。

快適じゃないなら注文住宅の意味はない。

安さが売りの注文住宅なんてはっきりいって自由に設計できるだけで性能はおいついていません。呼び名が注文住宅というだけです。安くできるのだからそれなりのコストダウンなわけです。そのコストダウンはハードもソフトも含めてです。

みなさんは、注文住宅というと間取りが自由になるという風に考えている方もいるかもしれません。それは違いますよ。そもそも30坪程度の土地の間取りなんてパターンは限られています。

注文住宅だからできることというのは大雑把な間取りという話ではないのです。敷地調査の段階から快適な間取りを提案することこそが注文住宅の意義です。土地の良し悪しの判断も含めてコンサルティングしてくれる能力を求めるべきなわけです。

「土地は適当に見つけてきてください。」あとは、どうとでもしますよ！なんて話も聞きます。これ決まってローコスト住宅の営業です。

隣地の間取りや配置なども当然考えます。窓の配置やコンセントの位置。照明の位置。よくあるローコスト住宅のように1室照明は1か所。コンセントは対角に2か所。こんなレベルなら建売を買った方が効率よくお金もかかりません。どうせ省エネ性能とか施工レベルとか大したことないのですから。

それに、駅近などの立地いい場所には、土地だけの販売というのは少ないという事実もあります。

たまたま30坪の土地が売りに出るか！？

30坪にかぎらず40坪だとしてもです。限りなく少ないはずです。現実を知るのは簡単です。住みたいと思っている駅近周辺をグーグルマップを活用して散歩してみてください。ちょうどいい土地なんてないことがわかるはずです。

そんな好立地の土地は既に利用されています。利用されている土地でさえそんな小さな土地は少ないことがわかるはずです。

そんな不動産も売りに出ます。敷地の大きな不動産はマンションや商業施設に生まれ変わります。マンションや商業施設としてなじまない不動産が区画割され分譲されるのです。

人気がある場所です。土地と価格が優先して取引されます。建売分譲されます。大手ハウスメーカさんであれば建築条件付き土地として売り出されます。

このようにたまたまちょうどいい大きさの土地が売りに出ることは少ないわけです。しかも、お好きなメーカーで家建てていいですよ！というのは限りなく少なくなります。

30坪の敷地で快適か？そこまで土地にお金をかけるか？

5000万円という金額を一つの目安として話を進めてきました。そのためには広島市周辺でいえば30坪程度の土地ということが目安だと考えました。これは一つの例えです。言いたいのは、2400万円でも3000万円でもいい。それだけのお金をかけて駅近に注文住宅で建てたい理由はなんだってことです。

通勤ですか？通勤重視ならもうマンション買った方がいいって話なんです。

資産性ですか？そもそも売るために買うんですか？それなら賃貸の方がいいじゃないですか？いずれという話なら10年後や20年後の先のこと誰もわかりませんよ。

駅近に注文住宅で快適に住む理由。この答えとして僕に理解できるのは、お金は別に心配しないでいいという方以外に見つけることができません。

適度な予算に収めようとすれば家が快適じゃない。快適じゃない家を注文住宅で建てるなら建売の方がまし。

お金の心配があって快適な暮らしなんてない。それなら良質な賃貸に住み続ける方がいい。分譲マンションの方がいい。

注文住宅のメーカーさや工務店さんが嫌われたくないからなかなか言ってくれないことをブログにしてみました。駅近にこだわることで何かを犠牲にする。いずれそうなります。

そのなにかは。

無理な資金。

建てた家⇒建てれる家（予算）。

当初の想いが消える前に駅近に住む理由を整理してみてください。

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