2020.03.09
ど~も、元ハウスメーカー支店長の田中です。
突然ビルなんて倒れませんよね~。
なので今朝テレビから流れてたニュースはいつものフェイクニュースかと思ってしまいました。
日本も高度成長期の建築物の中には空き缶やらのゴミが混入していたりしますが、レベルが違うというか。。。国民性の違いなんてことでかたずけられません。原因が何であれこんなことがおきちゃう国の製品は僕は不安です。
その不安の理由は、僕が建築業に関わっているからかもしれません。
安く作るにはそれなりの理由が存在します。利益度外視であれば経営は成り立ちません。アフターフォローに回すお金なんてありません。それなのに広告宣伝はすんごい量だし、見た目はそこそこの設備だし。(※お客様が見る見た目はです。)
こんな企業であるなら。泣いているのは社員か職人を含めた下請け業者さんと見るのが普通です。(そじゃなければいずれ倒産)

工場で機械が作ってくれる商品であれば「そんなの知ったこちゃないかもしれません」だけど、家は手作業です。関わる人たちの多くは職人さんです。
安い賃金で仕事を請ければ職人の収入は減ります。収入を確保するには早く仕上げなきゃなりません。出来栄えによる質なんて賃金に影響しないからなおさらです。
仕事の質に賃金が「合う」「合わん」というのはどの世界でも共通です。合わないでも仕事をとるところというのは困っているとこです。困っているところとは職人でいえば仕事がない人。なぜ仕事が来ないかといえば手が悪い。行儀が悪い。水は高い方からしか流れません。仕事も同じです。
安い理由は言葉でどうにでも物語が作れます。その物語が正しいかどうかは営業の言葉からはわかりません。
自分の目で作っている現場を確認しましょう。素人のお客様が見ても、現場が汚い。いろいろな職人んがいっぱいいて整理できてない。隙間だらけ。作業が適当。なんてのは感じるものです。可能なら普通にちゃんとしている現場と比較すれば一目瞭然です。
安い家といっても数千万円の買物。日常でビルが倒れるなんてことは日本では起こりえないでしょう。しかし、職人の良し悪しで家はまるで違った空間が出来上がるものですよ。
最近は大工指定なんてないのかな~と感じたニュースの感想でした。
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