2019.07.29
7月29日月曜日。中古住宅の流通が促進することが豊かな住環境に通じると信じているサンクティの田中です。
皆様、「安心R住宅」知ってますか?
僕が所属しているのは全国宅地建物取引業協会なので、以下に全宅連のホームページにある安心R住宅事業を引用します。
全宅連安心R住宅事業について
全宅連は、国土交通省の告示による「特定既存住宅情報提供事業者団体登録制度(安心R住宅制度)」に事業者団体として登録いたしました。
この安心R住宅制度は、既存住宅が新築住宅に比べ、
- 品質的に「不安」がある
- 「汚い」イメージがある
- 物件に関する情報が不十分で「わからない」
といったイメージがあることから、それらを払しょくするため、より安全で安心な既存住宅の流通が促進されるよう国土交通省がスタートした制度で、国土交通省に登録した事業者団体が、一定の基準を満たした既存住宅に対して、販売時の広告に安心R住宅の標章(ロゴマーク)を使用することを許諾するものです。
これじゃさわりでしかないですね。
こちらをご覧ください。と、思ったけどこっちも同じですね。
要するに、中古は不安だし汚いし、情報不足だから、可視化しましょう。そうすることで中古住宅の流通が促進できるようにしましょう。ということです。
僕は中古住宅流通を促進したい人です。中古住宅が普通に流通される仕組みが出来上がれば、正しい認識のもとに新築との比較も進む。未来に残るべき建物が新築として建つべきなんです。そじゃない新築なんて無駄な空き家を増やす装置でしかない。そんな新築買うくらいなら良質な中古住宅の方がまし。
本気でそう信じている僕は、冷静な判断で比較検討するためにはまずは安心安全な取引ができる業界の環境改善こそが大切だと考え取り組んでいます。
なので、全宅連が安心R住宅制度に事業者団体として登録したと聞いてすぐに登録しました。
そして現在公開しているモデルも安心R住宅として認定してもらえる手続きを終えたところです。
業界内でも「安心R住宅」なんて意味ない!そんな話をよく耳にします。でも意味ないなんてことはない。環境改善がすすむには少しづつでもいい方向へ現場が意識を徹底することから始まると思うんです。(安心R住宅だけじゃありませんホームインスペクションも同じです。)
だれも見向きもしなければ意味ないどころか消えてしまいます。「新築は建てちゃいけない。一定レベルの建物じゃなきゃ許さない。」なんて話は過去の経緯からこの国では無理なのでしょうから。。。
消費者の皆様!業界は変わりにくい体質だということを十分ご認識いただきください。
そして、媒介契約時には建物状況調査(インスペクション)の説明の義務化がされているわけです。是非ご利用ください。
そして、瑕疵保険に加入できる住宅か否かを確認すべきです。加入できないのなら何故加入できないのか確認すべきです。(細かいことはここでは省きます。)そうすれば少なくても中古住宅のコンディションの大まかなことくらいは理解できるかもしれません。
この流れをより分かりやすくしたのが安心R住宅だとすれば、事業者はもっと安心R住宅を利用すべきじゃないか。すくなくとも再販住宅は安心R住宅がスタンダードになるべきじゃないか。。。と、思うのですが。。。
実態は。。。登録するために協会の方とお話する限り、先にご紹介したモデルが広島県宅建協会では第1号のはず。。。これだけ中古住宅が取引されているのにも限らずです。
それだけ安心R住宅は意味ないじゃん!というのが業界の皆様のご認識なのでしょうネ。
現実問題、中古住宅を安心安全に購入する仕組みは整っていません。ただし、整っていないというだけで安心安全に購入する方法はある!ということを知って欲しい。
住宅購入はそう何度もない買物。なので、何をどう整理すべきか、誰を信じるべきか分からないのです。
だからこそ信頼できるパートナー探しが重要になってきます。安心安全の買物が将来のライフスタイルに通じることを忘れることなく諦めず自分の想いを叶えてください!
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