2019.03.26
ハウスメーカー支店長時代、僕の最も大きな学びはクレーム対応。多くのクレームと向き合ってきました。しかも、自分で対応したい僕は自らお客様のクレームに対峙してきました。なので、家づくりのクレームについてはかなり経験値が備わっています。
そんな僕が感じるネットのハウスメーカーや工務店のクレームの多くは参考にならないものばかりです。もっといえば参考にするのは危険です。
ネットのクレーム情報は信じるな!
ネットに書かれている大手ハウスメーカーのクレームや誹謗中傷はメチャ多いですよね。僕もその当時のネットに何度か登場していました。(笑)信じるなといってもすべてが嘘ってわけじゃありません。事実もありますよ。
家づくりは言葉の掛け違い一つでクレームになります。いいかえればクレームのないハウスメーカーなんて存在しません。それでもネットのクレーム情報を信じてしまった結果、折角の素敵な出会いを台無しにしてしまわないかと危惧してしまいます。
まず第一に、大手ハウスメーカーは施工実績の数がまるで違います。年間100棟施工の工務店がクレーム確立10%だったとしても10件がネットで誹謗されるだけ。それが年間1万棟施工するハウスメーカーであれば、クレーム確立1%でも100件ですよ。大手ハウスメーカーのクレーム確率が一般的な工務店の1/10でもネットに書かれる数は10倍。目につきますよね。
第2に、1500万円の家と3000万円の家を比較し悩んでいたとします。同じ結果を求めますか。1500万円ならこんなものだと思える向きがあったとしても一生に一回の買物、後悔したくないと3000万円の家を選んだとすれば2倍のお金を払ったいじょうの結果を求めますよね。高いお金を支払った買物はクレームのレベルも高まります。泣き寝入りはしたくない。なによりも裏切りにも似た感情を抱くのが人というもの。
第3に、なんでもかんでもお客様神様で対応していたらどうなります。そんな対応もネットに書かれますよね。大きな利益損失です。そして真摯なお客様への裏切りです。難しい表現ですがクレームには真摯に向き合わなければならないクレームと断固として戦わなきゃならないクレームがあるわけです。
真摯なお客様でも悪意のお客様でも、断固として戦えば許せんとなりますよね。ネットに激しく書きこむことも理解できます。
クレームのないハウスメーカーはない。利益を追求するのがハウスメーカーです。すべてのお客様へお客様が望むだけの時間をかけることは不可能です。ある程度効率的になります。それは契約も設計も工事に着手しても同じです。
それをすべてのお客様へ理解していただくことは不可能だと思います。ボタンの掛け違いを察知する能力が全てのスタッフにあるなんてこともありません。成績不振の営業であればオーバートークもあるでしょう。決算期に間に合わせなきゃならない営業所であれば打ち合わせがおろそかになるかもしれません。突貫工事が進むかもしれません。
これらを素人であるお客様が察知するのは不可能でしょう。それでも、どれだけ家に対する想いがあるのか!それに向き合ってくれる担当者なのか企業なのかを感じることが出来るはずです。クレームをつけないでいい家づくりを望むなら、依頼するハウスメーカーの家づくりに共感できるかどうかを感じるまでは打ち合わせを重ねましょう。
ネットの書き込み情報を信じても始まりません。自分自身が感じることが大切です。言いたいことは言い合える。無理なものは無理と言ってくれる相手探し。家づくりに最も大切なことです。大手ハウスメーカーも工務店も関係ありません。
家づくりにおいて、「なんでもあり」は、「なにもないと同じ!」
ネットの情報に流されることなく、しっかりご自身で感じてください!
広島市周辺でマイホームをご検討の皆様。また、どこに住むべきか考えがまとまらない皆様。私は、ハウスメーカーの支店長として多くの経験を重ねてきました。その経験とスキルをもとに、お客様の立場でマイホーム購入を真剣にサポートします。お気軽にお問い合わせください。ホームページはこちらです
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