いい家を建てるには予算を上げる？安い場所で土地を探す？

僕はずっと都市計画に興味をもっています。建築が大好きでこの業界に入ったわけでもない僕は、「家」が好きからスタートしていません。最初は「家」は売るものからスタートしました。

なので、売る 「家」が注文住宅であったわけです。注文住宅のお客様は多くが土地を探して家を建てます。家を売るためには土地探しのサポートから始まるわけです。そのため、営業として土地が最大の興味となったという図式です。

僕が最初に住宅営業がスタートしたのは「岩国」です。基地がある街です。そして名産が岩国レンコン。平地の多くの部分をこの二つがしめていると感じました。住宅地は少ない。そして地方都市としては地価が高い。（その当時）

今も変わらずの原則。いい家を建てよう、購入しようとすれば、予算を上げるか、地価の安い場所で土地を探すかどちらかです。

そして、その両方とも嫌！から住宅購入はスタートします。そう。少しでも安く少しでも立地のいい場所に誰もが暮らしたいのです。

そんな場所は無い～って話ですが。。。。「少しでも」を探すとき、古い団地は新しい団地に比べると値ごろです。その代わり道路が狭い、坂が急、などの悪条件であったりします。

それでも探されている立地で値段が安いんだから！というのが、わがまま営業がとる立場です。あるもので勝負する。説得です。その当時の僕ですけどね。でも、お客様からすれば嫌なものは嫌という単純な話です。

なので、その当時から思いました。こんな団地はこの先、ますます売れなくなる。売れなくなればもっと空き家が増え、環境が悪化する。岩国だけの問題じゃないだろうなと。20年以上前のことです。そう考えると何も変わってないわけです。

東京をはじめとする都市の空き家問題が本格的に問題となるのはこれからです。地方都市岩国はその先をいっていたから、その当時、感じることができた問題だと思います。こんな視点でずっとお客様の土地探しに向き合ってきました。そのおかげで、土地に対する目利きが出来上がってきたと思います。特に「いい団地」「悪い団地」的な、そんな視点は持ち合わせているつもりです。

こんな思考ですから、「家」の本と同じくらい「都市」「街」などの本は読んできました。「家」以上に興味深く読めるのがそんな類の本です。昨日読み終えた本はもう一度熟読したいと思えた本でした。

白熱講義 これからの日本に都市計画は必要ですか | 蓑原 敬, 藤村 龍至, 饗庭 伸, 姥浦 道生, 中島 直人, 野澤 千絵, 日埜 直彦, 村上 暁信 |本 | 通販 | Amazon

なるほど！そうだね！だからか！ミタイナ新し発見や思考チェンジができました。

特に印象に残ったことをご紹介したいけど。こんなに折り目つけるほどなんです。妄想メモもいっぱいになりました。

ちなみに住宅購入前に読むような本じゃありません。住宅関連企業にお勤めの営業は手に取って損ない本です。ご一読お勧めします。

広島周辺でマイホームをご検討の皆様。また、お悩みを抱え他社の住宅相談カウンターへ行ったが解決できないという方。弊社は単に工務店やハウスメーカーを紹介するという企業ではありません。私は、ハウスメーカーの支店長として多くの経験を重ねてきました。その経験とスキルをもとに、お客様の立場でマイホーム購入を真剣にサポートします。そのために必要なコンサルティングを提供いたします。

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