2016.08.11
いくら建てたい家のイメージがあっても、住みたい場所に土地を見つけなきゃ願いは叶わない。
住みたい場所に土地を見つけても、建てたいイメージの家を実現することができる業者じゃなきゃ願いは叶わない。
こんな願いを阻むように『建築条件付き土地』がある。皆が住みたい場所の不動産は希少価値が高い。情報そのものがお金になるようなものです。
そんな希少な土地を仕入れることが出来れば、ハウスメーカーや不動産業者からすれば建物条件を付けて売り上げも利益も確保したいと考えるのが商売というもの。
注意してください。建築条件付き土地にはトラブルが潜んでいます。
そもそも建築条件付き土地とは【土地に建築の請負契約を、売主もしくは指定する建築業者と請負契約を結ぶことを条件とする契約】です。
広告するにしても
①建築条件付き土地であることを明示
②請負契約の締結時期
③建築条件不成立の場合の白紙解約
④設計プランに関する事項
ア)買主のプランは自由判断が可能
イ)当該プランによる建築代金の明示
こんなことを明示することを要求しています。
対策としてチラシには、「土地譲渡契約日から3か月以内に甲が指定する建築請負メーカーと建物の建築をしないことが確定したとき、または、建築工事請負契約が成立しなかった場合は、土地譲渡契約は白紙となり、甲は受領した金銭を無利息で乙に返還するものとする。」こんな感じで小さい字で記載されています。
ゆっくり3ヶ月間プランや見積もりを検討できればそれでいい。だけど、トラブルとなるケースは、適当な営業トークに煽られ、参考までに用意されたプランと金額から全体をイメージし、不動産契約と同時に参考プランで請負契約まで締結してしまうのです。(締結を迫られるというほうが正しいかも)
参考プランなんてものは業者側の都合の良い商品設計です。立地場所もよく、価格も適当で、建売じゃなくい。しかも、契約後はフリープランによる夢の注文住宅が実現できる。一見すると悪い話じゃありません。
契約後どうにでもなりますよといわれたプランや要望は
✓思うようなプランが出来上がらない。
✓想いを理解してもらえない。
✓建築知識がない。
✓要望をいれこむと、オプション料金がかさむ
✓etc
こんなはずじゃなかったとなるのです。
契約書通り、3か月以内に双方が見切りをつけて契約を白紙に戻せば、お互い様なのですが、営業マンが数字ほしさに(ハウスメーカーの条件付土地はこのパターン多いよ!なぜなら、土地を売るのが彼らの仕事じゃないですから。評価されるのは請負契約ですから!)土地契約と同時に請負契約を結んでしまうのです。考プランで。。。!
広告的には特約があっても、3か月以内という特約の請負契約は既に締結されています。白紙にはできません。自ら武器を投げ捨てたわけです。
口約束のような商談から始まった条件付き土地のトラブルは大体こんな感じの流れです。売る側にとってリスクのない話なんて冗談じゃないでしょ!
無知が招いた罪というのか?業界のモラルを疑うのか?
気をつけましょうね!
広島周辺でマイホームをご検討の皆様。また、お悩みを抱え住宅相談カウンターへ行ったが解決できないという方。弊社は単に工務店やハウスメーカーを紹介するという企業ではありません。私は、ハウスメーカーの支店長として多くの経験を重ねてきました。その経験とスキルをもとに、お客様の立場でマイホーム購入を真剣にサポートします。そのために必要なコンサルティングを提供いたします。
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