2017.05.02
家という大きな買い物は、何かのきっかけがなければ購入を決意することは難しい買い物です。そのきっかけの一つが「子供が生まれる」ことです。僕の経験からすると、家を買う失敗はこのきっかけや動機によるものが多いと感じます。家を買うにはもう一歩だけ思考を深めることが重要です。
家族が増えるわけです。現在の住まいが手狭になります。もう少し広い家に引っ越せば家賃も上がります。いずれ家が欲しいと思っていれば必然的に「そろそろ我が家もマイホームを!」となるのが自然です。
ただし、この思考をもう一歩だけ深めることが重要なのです。その理由とは、車を買うにも洋服を買うにも「なんのために!」明確な購入目的なくして購入する人は少ないですよね。マイホーム購入は殆ど経験のない買物です。なので、目的まで思考を深めるという日常の買い物ではあたりまえのことが忘れられています。
だからでしょう。この時点でわかっている「現在との家賃」に「現在の暮らし+子供が一人増えた」この比較からスタートします。
数年程度で引っ越す賃貸住宅であればこの程度の理由でいいでしょう。だけど多くの方は生涯住み続けるつもりで購入されるといいます。
「家賃は捨てるようなもの」セールストークには、きっかけを目的に変える便利な言葉があります。きっかけや動機が直接購入へつながるのです。そのため、どんな買い物でも購入目的を探し、自分に合った商品を購入するというのに、生涯で最も高額な買い物であるはずの「家」は、全くライフスタイルに通じない家を選ぶ人が多いという不幸が起こるのです。
60年保証の長期保証も20年くらいで住み替えを検討する方にとっては必要とは思えません。自分でメンテしたい方にとっても保証を継続することで生じる高額なメンテナンス費用も大きなお世話です。
無垢や自然素材に囲まれた家も住む人によってはメンテナンスが大変な面倒な家です。カフェのような家も座して暮らしたい人には肩のこるよそいきの家でしかありません。造りつけのカウンターも家具好きな人からすれば無駄な造作です。アウトドア大好きの人が窮屈な空間の家で満足できるとは思えません。…(このくらいでやめておきます)
きっかけや動機から始まるマイホーム購入の失敗は、イメージや住宅ローンという現実からしか思考が働きません。これでは、どんな商品を購入するにも絶対的な選択理由である目的があやふやになっちゃいます。
それはそのまま、家を買う目的があやふやになるということです。マイホームに求める身の丈の「家」余暇時間に心の洗濯ができる「家」とは、なりません。
自分で自分を説得する家よりも、よそいきではない自分らしい暮らしができる「身の丈の家」こそ求めるべきものではないでしょうか。そのためにはどんな暮らしをしたいのか。どんな家族で有りたいのか。そのためにはどんな家がベストなのか!を追求しましょう。
真剣にマイホームを考えれば考えるほど、真意を探るための道のりは長く険しいものです。これがマイホームを取りまく環境といっても納得していただける方は多くいらしゃると思います。この理由は、何度も経験できない買い物であり、商業的な企業が販売窓口である以上、多くの情報は消費者側にはないからです。
僕はそんなお客様の代理人としてこれまでの経験とスキルと人脈を駆使して家創りをサポートしています。家創りに悩んでいる方、迷っている方は、是非、一度ご相談ください。初回相談は無料です!お気軽にどうぞ
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