2016.08.05
こんなことがかかれてました。
アルバート・F・べミスが1930年に著した The Evolving Houseがある。べミスはその第2巻のなかで「住宅産業の欠陥」と題して、以下の諸点を論じてる。
①一般的な欠陥 ー 地域性、組織の欠如、過度の設備投資、季節変動
②建築上の欠陥 ー 専門的アドバイスの欠如、伝統の存在と標準仕様の欠如、不必要な見積
③建設上の欠陥 ー 統合の欠如、現場作業、時代遅れの組み立て方式、注文生産
④経営上の欠陥 ー 小規模性、省力化のための道具や近代的方法の不採用、能力不足、悪質な営業
⑤労務上の欠陥 - 職種の過多、ストライキ、出来高の制限、高い賃金率、労使対立、季節失業
⑥制度上の欠陥 - 建築基準、高利貸し法、税制
⑦消費者の欠陥 - 知識不足、個別性へのこだわりの強さ、早さへの要求の強さ
これって80年も前に書かれていることです。
今も、大きく変わってないように思えるんですが。人や街や環境が必要とされるよりも早く時代が進んでいるということなのでしょうか。それだけ、変化が難しいということなんでしょう。。。
住宅産業は、人が都市に集中し宅地開発から始まった。これからも、人ははたして都市に集中するのだろうか?スマートタウンと呼ばれる街ができ郊外は荒廃するのだろうか、スマートタウンと郊外、そこに住む人とすまない人の暮らしはどれだけ変わるのだろうか?
考えれば考えるほど色々な想いが過ぎる。
そこで僕が思うんだ。80年も変わらない住宅産業の欠陥とは
メディアを利用した商業主義が地域や文化をないがしろにした。無意味で広げ過ぎた乱開発につながり自然破壊が進みそこに不幸が生じっている。それを税金で補う。
住宅購入は公共工事じゃない!一人一人の汗の結晶なんだ。もっと情報を開かなきゃならない。まだペースが遅い。そんなことを想った読書でした。
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