広島の住宅購入相談はサンクティ

不動産選び街選びに一言

駅近+住環境に優れ+日当りが良いから買った住まい。数年後に、住環境は悪化の一途、しかも、南面には高層ビルが・・・・古くから住み続けている人ならあきらめもつくが、将来の環境変化など分からない。ただただマイホームという夢で住まいを選んだ場合はこの結末はいかがなものか!

不動産選びというより、街選びの難しさだ。

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住宅もビルも建築物は都市計画に従って建築される。仕方ないといえばそれまでだ。だが、これらは僕らプロからすれば予測できる話だ。

残念だが、人は決定している新駅ができるお話しがあっても出来上がるまでは購買意欲につながらない人が多い。なのでだろう。重要事項説明で確実に説明される様々な大切なお話しに興味を抱く方は少ないような気がする。

人は、将来の予測やこれからの住まいについて、自分の都合のよいよう書き換えられるほうが好きなようだ。(変動金利が人気のように)

そもそも論として、なぜ今日の環境がさまがわりするのか?この本になるほどなって思える一節があるのでご紹介(僕なりに要約)

「都市再生」を問う―建築無制限時代の到来 (岩波新書)/岩波書店
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昔は、欧州でも日本でも、大名や大族などが大半の土地を所有していた。これが近年、色々な自由が認められた結果、個人や法人に移った。自由とは建築の自由も含まれる。その結果、住宅地の中に工場ができ公害問題が発生した。これじゃまずいということで、住宅地と工場は離そう。これが、先の都市計画の始まりだそうだ。

だが、そこには一握りの事業者が利益をあげるために、人々の生活や景観、地域のあり方にまで決定的な打撃を与える高層建築物を建築できる自由も残っている。欧州のように市民一人一人が意思表示を行いマスタープランをつくるようにはなってない。

明治時代の尻尾を引きずり、中央集権的な「絶対的土地所有権」の国と呼ばれ、市民の規制、計画が基本的に確立していないのだそうだ。

こんな感じ。。。。

僕ら一人一人が、もっとレベルの高い住環境を望まなければならないと思う。理想論でしかないのはわかっているが、住環境という公共的なものに余白が多いのがこの国の現実なのだ。その余白を前述したように自由に壊しているのが現在の建築ともいえる。

「そこには一握りの事業者が利益をあげるために、人々の生活や景観、地域のあり方にまで決定的な打撃を与える高層建築物を建築できる自由も残っている」高層建築ばかりじゃない。戸建て住宅も同じだ。

現実の暮らし悪さよりも勝手に描く夢こそがマイホーム選択の条件。この状態で都市計画まで目がいくはずがない。ましてや、真剣に建築に向き合ってる正直者に目がいくはずがない。

日本という国は、こと住まいに関してはモッタイナイオバケで一杯だ。(苦笑!)

 

そんな間違いをしないために
不動産物件調査はいかがでしょう!

 

 


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プロフィール

名前 田中 法人
職業 広島の住宅購入サポート
通称 三笑塾 塾長
住まい 広島県
生年月日 1966年2月20日
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