2018.07.20
生涯で最も大きな買い物が「住宅」です。そんな大きな買い物なのに経験を重ねて購入することはできません。洋服や車のように失敗は次の買い替えの学びにつながる。そんな買物でもありません。失敗したら「売ればいい!」と、いいますけど。。。そんな簡単なものじゃないですよね。
失敗しないためにはできる限り準備することです。住宅情報誌やいろいろな建物を見学することはもちろん大切です。だけど真面目な本を読むことも大切なんです。
そんな時間のない方、面倒な方、失敗したくないお客様のために、僕のような存在や建築家がいるわけです。ただし、僕の場合も含めまともなコンサルや建築家は、それ相当の料金を頂戴しています。なので今日は、お金をかけない準備として最適な、お勧め本のご紹介。
僕のコンサルとしてのスキルはハウスメーカー支店長としての経験と学びによるところです。優秀な諸先輩方からの学びはもちろん。その学びのうえに無謀なチャレンジという経験です。この流れは必然的に解決しなきゃならない問題が勃発します。問題解決のためには専門的な学びが必要になります。そんな学びの中で沢山の本を読んできました。
僕がこれまで読んだ本の中でも、宮脇壇さんの本にはとても影響されています。その宮脇さんの本の中でも。住宅を購入する前に読んでほしい!その本がこちらです。
この本は、真面目というよりは愚痴かな。それも、業界であり皆様への愚痴。いや正確には愚痴のように楽しく読ませようとした本音。
「家とは?」このクエッションに。皆様がみつけるべき身の丈の暮らしに。本音で語っています。きっと面白く読めますよ。。。。
この本を読んで、身の丈に合った暮らしこそが居心地いいということに気づくでしょう。憧れの暮らしも背伸びしすぎてちゃ窮屈なだけですよ。ちょうどいいところを見つけることが大切なんです。(と、いってもそこにデザインがあり素材や設備の厳選がある。無駄を省き価値を高める。そう準備であり計画が大切なんです。)
感違いから始まった住宅購入は、無理な住宅ローンの支払いだったり。立地や価格を重視しすぎた結果、環境や空間を犠牲にした買物だったりです。そんな感違いる防げるヒントがあります。
特にそうだよね!って部分を抜粋します。
住居などというものはその生活の容器として存在しているにすぎない。だから、新・住居学は生活学でなければならず、生活を考えることからしか住居への発想はうまれてこないという、僕たちの立場がある。
第一にかれらは大衆の大半が「住」に関して無教養で、ごく上っ面の部分だけしか施主が大事にしないのを知りすぎている。知りすぎているから、本当はもっと大事に追求しなければならない、国民生活のあり方、日本の住宅生産・供給の立場から、これでいいのか、どうすればいいのかと考えるべき部分は切って捨て、大衆の低い趣味に迎合し、またはより悪く持ってまわってそれを売り込もうとする。
住宅を検討している方で、違和感のようなしっくりこない感覚を覚えている方は、是非、この本を読んでください。違和感や不安や迷いの原因は理解できるかもですよ。
本当に住みやすい家とは!
そんなヒント満載の良書です。お勧めです!
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