2017.04.11
注文住宅を検討するにあたりプランを提案されるプレゼンテーションという行為は、あなたに対する贈り物という意味合いがあります。形ないものを創る注文住宅。プロがあなたに変わり「これがあなたの望む家でしょ!」と、プレゼントをしてくれる儀式なわけです。
想像以上の贈り物なら感動を覚えます。逆に、創造に値しないならがっかりします。「夢のマイホーム」と宣伝しているのに夢のマイホームとはかけ離れた要望に値しないプレゼンが多いのは何故でしょう。
夢のマイホームであるならプレゼンテーションは最も重要なステップのはずなのに。。。ここにプロである建築士があらわれないのは何故でしょう。僕が最も不思議と考え納得いかない仕組みです。
○LDKという表現と平面図だけに集約されたプレゼンテーションでは、関心のありかは設備やモデルハウスで見た自分勝手なイメージです。次のステップでは価格やキャンペーンによる営業という図式です。こんなもので夢は語れないでしょ。
規格型住宅を提案している企業やそんな企業の卒業生にこんなケースが多いと感じます。しかたありません。美意識もなければプレゼンテーションで感動した経験がないのですから。
「あなたのことを愛している。こんな素敵なダイヤモンドをプレゼントするから僕とデートしてください。」と迫られても、ダイヤモンドが欲しくなければデートなんてしません。。。
それでも皆が皆、ダイヤモンドやエメラルドといった宝石を持ち寄り言いよられれば、その中で一番高価で趣味に近いプレゼンをしてくれる彼とデートくらいならしてもいいかとなるのかもしれません。。。
注文住宅を検討していて、なんかしっくりこないという方の心境かな。。。何社も同時進行で多くの時間を犠牲にして話を進めた。それでも決め手に欠けていまだに悩んでいるという図式はこんな感じ???
感動するプレゼントがその中にないからでしかありません。それでなくても決めなきゃならないことが沢山ある注文住宅なのに、ほとんどはゴミと化すわけです。ゴミでしかないプレゼントを貴重な時間をかけ検討しているわけです。残念でしょ。
「1000万円~の家創り」「○○の家キャンペーン」などなど、夢の注文住宅とは似ても似つかない「お得感!でいっぱいのキャッチコピーからはじめ、資料請求やモデルハウスを見学していませんか?
注文住宅を検討している理由が予算重視ではなく「夢のマイホーム」であれば、その初動は間違ってます。それらの会社の強みはプレゼン力でもなんでもない。価格です!販売力です!
彼らのプレゼントは値引きやキャンペーンを適用することです。間取りに期待してもらうことなどできる体制ではありません。だから、あなたの担当スタッフは建築士でもなんでもないタダの営業じゃありませんか?
あなたが「お風呂はこの位置変じゃないですか?」と尋ねれば、「どうにでもなりますよ。変えましょうか?」と回答されるはずです。これは「あなたのプレゼントセンスないですね!」といっているのに、「センスなんてどうにでもなります。いつでも取り替えてきますよ!」と答えているのと同じです。
あなたの暮らしは取り換えできません!そんな軽いプレゼンテーションで満足できるはずありません。だから提案に納得できず無駄な時間とイライラが募るのです!
上手くいかない時は、全て白紙に戻すことでまるで違った景色に巡り合うこともあります。ここで紹介したケースというのはまさにその時です。人生に無駄な時間はありません。ここでの経験が注文住宅業界の現実を知る経験につながったのです。
改めてスタートする元気も時間もないという方は、僕のような不動産コンサルタントをお探し下さい。広島近郊で注文住宅をご検討されている方であれば是非、僕をお尋ねください。初回相談は無料です。お気軽にどうぞ!
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