2016.12.13
(僕の大好きなフランク・ロイド・ライト 落水荘)
使いやすいものは決まって美しい!箱型だろうと流線型だろうと同じだ。なぜだろうと思う。歴史に名の残っている建物で不細工な建物はない。
形は機能に従うそうだ。使いやすい間取りやお日様や風や借景を取り込んだ家もそうだ。使いやすい家とは美しい。決して不細工じゃない。暮らしという物語が描かれているのだ。美しい暮らしはその暮らしを包む建物とて美しくならざるえない。
そんな建物が少なすぎるでしょ。ならば自分で造ってしまおうかとも思う今日この頃だが理由は簡単だ。。。。家に暮らしが描かれてない。注文住宅が沢山建っているが、多くは、物語というより、予算、効率、が重視されている結果だ。せっかくの広いお庭も眺望や空間が台無しになっている家が多い。
その結果、草抜きなんて冗談じゃない。全部コンクリートで埋めてしまいましょ!となるのだろう。ウッドデッキを造ってもデッキでどんな楽しみを想定しているかなんて考えてないからバーベキューも出来ない。プールを置こうにもデッキが邪魔してるというありさまだ。ドンドンと外と家の距離が遠くなる。
注文住宅といっても、お庭を十分活用できているお宅というのは少ない。だから内にこもってしまう。外から家を眺めることも減り、外壁の汚れや割れにも気付かず劣化が進むという結末だ。敷地に興味はないから予算のためにも限りになく狭くなる。
本来、人は美しい場所が好きだ。外が美しければ季節の良いシーズンは自然と外に出たいものだ。外に出る機会が増えれば我が家の外面も気になるというものだ。外から見える内の景色も気になる。ちょっと掃除をしよう。もっと家にもグリーンを入れたい。ミタイナ。。。
あなたの建てようとしているプランに物語が組み込まれているだろうか?タダタダ無意味なリビングが広がっているだけではないか?窓を開ければそこは車のテールランプというようなことなないだろうか?
そうだとすれば、家で何が出来るのか!家とは寝に帰るだけ良いのか!そこに、数千万円という投資価値があるのか!
お陰さまで最近出会う建物は美しい。独り言のようなブログを書き留めたくなった今日この頃である。。。
不細工な建物は自分自身のセンスも疑われちゃいますよ
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