何事にも通じるお話ですが仕事というのは中途半端じゃ駄目。依頼する側も依頼された側も最後までやり遂げてこそ感動があるはずです。ホームインスペクションでいえば現地調査は通過点です。現地調査をして瑕疵保険適用の可否なんていうのは僕からすると中途半端感ハンパ無い世界。
現地調査を終えた後の報告書の作成&ご報告こそ仕事の完結です。報告書も単に劣化ありなしを記載すればいいってわけじゃありません。事実を粛々と報告書に羅列するのはもちろんですが、大げさすぎずても駄目、軽すぎるのはもっとだめ。口頭で説明するとはいえ、ずっとご記憶頂けるはずもなく、ご依頼者のもとに残るのは報告書です。報告書作成には時間もかかれば悩みもします。
建築の事などわからない依頼者様へは、何枚も画像を重ねるよりも、できるだけわかりやすくシンプルな報告書こそ大切だと考えます。
そのため、現地調査の段階で沢山の写真を撮りまくります。確実に300枚以上は画像データーを取得します。そんな画像の中で最も表現しやすい画像を選ぶことが大切だと考えています。
写真を補完するにはコメント欄への文章表現が大切です。難しい専門用語の羅列では、後から報告書を確認してもなんことやらでは困ります。購入後のリフォームの際にも役立てるものでなければなりません。そのためには、ちょっと気のきいたアドバイスなどもコメント欄に加えたい。また、リフォームの際工務店さんに報告書を見られても、恥ずかしくないものにしないとというプライドもあります。
なにもこれは僕だけではありません。NPOホームインスペクターズ協会の活動を通じて会員さんと話をするにあたり、皆さん、いかに時間短縮しているかという話題になります。しかし、総じて報酬額を時間給には直したくないね!というオチです。
無料サービスが出回っている昨今。どのように感じるかは人それぞれです。僕たちの想いや業務の中身などわからない消費者の皆さまにとって、ホームインスペクションの報酬額は決して安くはないのかもしれません。もしくすると、少しでも諸経費を安く済ませたいのに、別に強制でもないのにそんなもの払えないという方もいるのかもしれません。
それでも、あえて申し上げると!五万円超える程度(サービス提供者によりけり)の金額で、安心が買えるのですよ。そのために、僕たちインスペクターは日々研鑽を重ね、現地調査をし、報告書に相当な時間をかけ、報告しつつ相談に応じています。
好きじゃなければできない!想いがなければできない!これ正直な感想です。
こんな素晴らしいサービスがスタンダードにならない理由は何故でしょう。面倒だから?もったいないから?
もしかして知らないから?
知らないなら覚えておいてください。
中古住宅購入前には必ずホームインスペクションです!
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