2016.10.30
注文住宅を建築するにあたりライフプランを作成することでマイホームと暮らしの関係性が見えてきます。とはいえ、注文住宅による家創りは、土地探し、相手探し、住宅ローンの選択、資金計画、確認しなければならないことは多岐にわたり、その一つひとつの決断が家創りの成果に関わる重要な決断です。
人生でそう何度もない大きな買い物であるマイホームの購入は、誰もが「よりいいもの!」を追求します。必ずいくつかの物件を比較検討するわけです。
インターネットによりひろく情報を検索できるようになったとはいえ、それでもネット掲載情報のみで比較検討するには時間も労力も必要です。
日本だけではありません。注文住宅だけではありません。世界中のだれもがマイホームを取得するにあたり、「どこに住むか!」ということが最大の関心ごとです。マイホーム取得の目的が豊かな暮らしである以上、「どこに住むか!」ということは重要ですね。
当たり前ですが、周辺環境や立地に加え、景観や街並み、日当たりやインフラ状況等、個別宅地の条件等により暮らし方は変化するのです、同じ地域でも土地価格は条件によって大きく違います。
隣り合った土地でも、道路幅が3mと5mであれば誰もが5mの土地を求めるでしょう。30坪の土地と50坪の土地でも広いほうがいいに決まってます。
悩ましいのは「価格です。」いくら買いたいと思える土地がみつかっても予算内でなければ買えません。不動産は市場原理に基づき価格決定されまれます。誰もが欲しい物件はそれなりの価格なのです。
ロケーションも価格も納得できた。それでも夢のマイホームには辿り着きません。間取りやインテリア。耐震性や省エネ性。家そのものを踏まえ「マイホーム」です。
そのため誰もが住宅展示場を巡ります。「立地(ロケーション)」「価格」「建物(空間)」この3つのバランスに苛立ち迷いながら注文住宅の検討をするのです。
前述したバランスの上に不動産は流通しています。基本的に誰もが欲しい不動産というのが良い不動産です。
最高の立地に最高のロケーションの物件はそれなりに高額です。資金には限りがあります、そんな不動産を購入すれば建物は小さく住みたい家とは違ったマイホームになるでしょう。
逆に住みたい家を優先すれば、道路幅や日当りを妥協したり、人気の無い立地を求めたりと、土地価格を抑える必要があります。
立地(ロケーション)も家(空間)もあきれめれないなら。価格を無理するしかありません。
ライフプランを作成していなければ、多くの場合、このバランスに犠牲が生じるのは間違いなく価格です。低金利も手伝いついつい無理をし過ぎる方が多いのも事実です。ライフプランを作成することで価格の軸が決定されます。軸の範囲で立地と家のバランスを決め。バランスの中で優先順位を明確にしましょう。
ここまできても、それでも注文住宅を建てたいという方は、間違いなく立地(ロケーション)を犠牲にすべきです。100%想いを満たす物件は無いことを知りましょう。土地のマイナスを建物でカバーするというのが注文住宅の醍醐味でもあります。
注文住宅を建てることが決定できれば、土地探しは建てたいと考えるハウスメーカーや工務店、設計事務所に協力を求めるほうが賢明です。なぜなら、不動産屋さんは建物については多くが素人です。土地の価格と建物価格のバランスについてはの知識については乏しいです。また、土地契約から残金決済、住宅ローンの申し込みスケジュールや金額についても不安が残ります。
土地探しは建てたいと考えるハウスメーカーや工務店、設計事務所に協力を求めることを奨励しました。注文住宅を建築するのですから同時進行でどのような建物を建てたいかという具体性的要望やイメージを整理する必要があります。
注文住宅で失敗しないためには、優先順位を決めるための時間と労力が必要ということをお忘れなく!
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