2016.10.31
ライフプランを作成した。優先順位も明確にした。こまでくれば注文住宅を建てることへの迷いは随分と解消できています。あとは具体的に落とし込めばいいだけ。とはいえ、ここから初めて具体的な注文住宅の計画が始まるわけです。巷にあふれる情報等は多くは販売する側からの発信。もしくは素人さんによる間違った口コミ情報などです。
注文住宅を建てるうえで失敗しないためには、これらの情報に騙されないこと。知り得た情報を精査し整理することです。ここからは巷にあふれる情報に騙されないことについて話を進めさせていただきます。
火の無いところに煙は立たない。と言いますが、インターネット上の口コミサイトには誹謗中傷レベルが多いのも事実です。Q&Aにしても素人さんの意見は危険だな~、それ間違ってるよ。というのもよく目にします。
注文住宅はクレーム産業と呼ばれるように全てのお客様が完全に満足しているということは稀なことです。大手のハウスメーカーであれば、数多くの建物を建築しておりクレームをかかえている量は自然と高まります。ネット上で目を覆いたくなるようなクレーム記事も多く目につくでしょう。
一方で、絶対に建てるのはやめておいた方がいいという冗談じゃないほどありえない工務店やビルダーはいくらネットで探そうともそんな情報は出てきません。ネットで悪い噂でいっぱいだからありえない会社とはいえないのです。 (対応にあきれ果ててネットで憂さ晴らしなんて時間の無駄。すばやく現実的に裁判なのでしょうか。。。)
クレームの大きな原因は、強い売り込みによるもの、説明不足によるものが多くを占めます。(経験上)いくら素晴らしい家創りをしている会社でもお客様の窓口担当者がデタラメナことばかりの担当者であった場合、正しく家創りが進むはずありません。価格についても、注文住宅は全ての打ち合わせが終了して初めて最終的な建設費がわかるのです。これは大きい会社小さい会社にかかわらず共通することです。
建築材料や設備機器、建物の間取りや性能レベルによって価格は上下します。前述したとおり全てが決まった後に明確な建築費がはじき出されるのです。それを坪単価○○万円~というような曖昧な表現で進めるのがここ20年くらいの家創りです。具体性も何もなく本当のことを伝えると売れる見込みがないからなのでしょうか。実際の建築費との差があまりにも大きいことに驚きです。
先ずは契約してしまえ!とういうようなケースには便利かもしれません。しかし、これこそが強い売り込みと説明不足が重なるパターンなのです。
多くのモデルハウスは豪華で洒落た設備機器や建材を使い華美に装飾されたものです。それとわかっていてもモデルハウスが気に入ったからという理由で、その会社で家創りをスタートする人が多くいます。当たり前ですが、標準仕様の住宅とは別モノです。そのモデルハウスが良くても実際にあなたの家がそのモデルハウスのようなイメージになるかといえば????です。
もっといえば、モデルハウスを設計したのは外部の建築家。家創りは思想でもあるわけです。そんな外部の建築家が創ったモデルハウスを気に入っても、その会社には、モデルハウスの思想でお客さまと打ちあわすレベルの設計者はいないというオチまでも用意されてます。これはもちろん販促物だって同じです。プロのカメラマンにかかれば普通の家も豪華絢爛。ワイングラスなどの小物とインテリアそれに広角レンズでまるで夢心地の空間に早変わりします。
一言でいえばイメージに騙されないことです。イメージはつくれます。モデルハウス一つ造ればそれで当分はイメージづけができるのです。
大切なのは根拠です。いかにモデルハウスが素敵でも、その思想とあなたの家が同じ思想で出来上がりますか?設計提案に根拠を見いだせますか?お見合い写真を見せられてお見合いしたら実物は別人だったというのは注文住宅選びにもあるのです。
巷にあふれるものは全て広告物です。判断すべきは根拠。実際に建った家。それもその担当者が担当したお客様の家です。
言葉やモデルハウスに嘘があっても、引き渡したお客様の家に嘘は無い。その担当者、その会社にとって、引き渡したお客様の家の一つひとつがその担当者の会社のすべてである。!(故・本田宗一郎氏の言葉をアレンジさせて頂きました。)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 6月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |