2020.05.08
今週の週末は不動産チラシはいるかな?
僕も時に宣伝広告しますけど4月5月は遠慮しています。
ど~も、元ハウスメーカー支店長の田中です。
上の画像は、2年前シリコンバレーで内覧させていただいたオープンハウスのパンフレットです。(詳しくはこちらシリコンバレー不動産流通視察の旅 NO1)
シリコンバレーで普通に売りに出されている不動産物件です。不動産ブローカーが少しでもいい条件で売れるようにパンフも作ればホームページまで作るわけです。(なぜこうなのかは上のシリコンバレー不動産流通視察の旅シリーズをご覧ください。)
日本のように白黒A4チラシでは仕事にあふれます。
一方で、数千万円もする不動産をA4チラシで販売できるこの仕組みってすごいですよね。超ビジネス的じゃないですか?A4チラシで数千万円の家が売れるわけですよ。
そこにどんな情報が書かれているかといえば、おおよその場所と価格、土地の大きさ。建物の大きさ。間取り図程度の情報、たまに素人が撮影した外観写真。あとは不動産広告として掲載しなければならない道路幅とか諸々です。
スーパーのチラシの方が情報量も多く親切です。不動産は情報こそが価値という証だと思います。
日本の慣習に従えれば僕はもっと上手に生きれるのですが。。。アメリカでは。。。ということを知り、しかも、現実にアメリカの不動産を視察し、お仕事に従事している方とお話をすると。どう考えても日本の不動産ビジネスは改善すべきという思考になります。
なので僕はアメリカの不動産情報レベル程度まで情報を高めて物件資料を作成するようにしています。一つ一つの不動産には物語があります。その物語を少しでもわかりやすくお伝えしているつもりです。物語とは素材やメンテ履歴、インスペクションによる状況調査報告書、などなどです。
デメリットは、僕のやり方だと築年数が古くてもしっかりとした建物やメンテが行き届いた建物には価値を認めます。築年数に関係なく適正な価格で売り出します。周辺物件より確実に高いです。白黒A4チラシで売れることはありません。失敗などしたくない方にとっては価値ある住宅が適正な価格で購入できているはずです。
ラッキーな物件に巡り合うこともなければ失敗もしない。適正な価値のもとにその価値を認める方に購入していただけると考えています。
自分でいうのもですが、売主様には適正な価値の上に売れたと喜んでいただいています。購入者様へも自分たちでは気づかなかった良質な物件を紹介してもらえたと喜んでいただいております。
A4チラシの天国は、価値を認められずその他大勢の不動産と比較された価格で売り出されている物件です。購入する側はラッキーですよね。まさに宝物です。宝物であるにもかかわらず中古戸建にも土地にも時に売れずに値段が下がった建売もあります。
A4チラシの悪魔は。壊されるべき中古戸建だったり、そんなものでしょ価格の建売だったりです。安物買いの銭失いになるか、思い違いによる後悔です。
このような天国と地獄を防止するためには、パートナー選びが重要というのが僕の常々の主張です。
A4チラシは日本の不動産流通の縮図だと考えます。長きにわたってこの問題に異議を唱えている方々もいるわけです。変化させようとしている方々もいるわけです。でも、変わらない。
A4チラシで売れる方が楽ちんですものね。変わったほしくない人の方が多いのでしょう。
そんなわけで結論です!
日本の不動産流通の仕組みを賢く利用できる人がいい買い物ができる!
そのためには、いいパートナーを見つけること!!これにつきます。
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