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FC化された家創りの注意点

今日の日経新聞に、【外資ホテル、五輪後も期待 経営主体 投資リスクは日本】とい記事がありました。

記事によると、日本企業が施設をつくり、ホテルブランド企業へ運営を委託するというものです。日本の不動産大手とすれば供給過剰のオフィスビルに代わる収益源としてのホテル。外資系ブランドホテルとしては急成長する日本観光業への好機。そんな図式のようです。

リスクというのは、この先に続いた記事。今後、開業する外資系ホテルの多くは運営委託やフランチャイズ方式。外資の各社は客が入らなくても手数料などの収入が減るだけ。損失のリスクを負うのは経営主体の不動産会社。今後、供給はますます増え、民泊も増える。需給のバランスが崩れると...という記事。(勝手に僕が要約)

日本のアメリカ化、金太郎飴化

せっかく海外から日本に訪れてくれるのに、宿泊する施設のサービスは外資なの?と淋しくもあります。ビジネス的には、大きな施設を運営できるのは外資のブランドホテルなのでしょう。だけど、これでは今以上に日本のアメリカ化の進行です。東京でも大阪でも広島でも宿泊は「ヒルトン」なにしに、日本に来たのか分からないという訪日客からの声が聞こえてきそうです。

一方で、老舗ホテルはといえば、いかにビジネスチャンスだろうと、サービスの質を落とすわけにもいかず、ビジネスより暖簾というのか歴史を大事にしているのでしょう。教科書にはないサービスには長い歴史とサポートが必要ですからね。

残念に思うのは、ビジネスが日本らしさを失う機会を増やしていると思うところです。ロードサイドもファーストフードのお店で埋め尽くされいます。小さく美味しい居酒屋さんは知る人ぞ知る店でしかありません。これだけ、情報が溢れていればいる程情報に埋もれてしまい、一般の方にはみつけてもらうえないというのが現在です。

常連客からすれば、やたらお客さんが増えてしまうのは迷惑ですが、本物の味、本物の品を提供しているのにもかかわらず、ビジネス的に苦しんでいる方もいらしゃる。。。何度もない買い物である「住宅」はその筆頭です。

住宅のブランド化、FC化

美味しいものをつくればお客様はいくらでも来る!これが決定的であれば、最初から家賃の高いロードサイドで勝負できます。しかし、そんなラッキーなんて殆どありません。小さなお店で名前を売ってお客様がついてからでなければ大きなビジネスには移行できません。時間と根気と運が必要です。

そんな時間も想いもなければ、手っ取り早く、ノウハウも宣伝も研究開発さえも本部にお任せするフランチャイズが楽チンです。造るのは自信があるけど営業は全くの素人。もしかすると、本当に本当に住宅なんて素人という会社も...。そんな企業にはFCは適しているのかもしれません。

注意すべきは経営主体が別ということ

ブランドホテルが運営を受託するのならサービスの質は落ちないのかもしれません。とはいえ、以前、超高級ホテルリッツ・カートン大阪では食材を偽装というニュースでショックを受けた記憶もあります。こちらの運営は記憶によると阪急阪神ホテルズだった。これは住宅によくあるホテルのFC化なのか???

ホテルのことはおいといて、住宅でもFC加盟によるブランド名「○○ホーム」というのは無数に存在します。これらはブランド名であって経営は別ということです。経営者が別なわけですから、企業の想いも違えば働いている社員の給与も違います。

同じ看板を背負ってるラーメン店の味が違うように、同じ○○ホームでも建物の出来栄えも違えばサービスも違います。いくらレビューを参考にしても、同じなのはブランド名だけというお寒いお話しの可能性もあるわけです。なかにはノウハウだけ取得したら後は退会という企業もありますね。

僕は、住宅のフランチャイズのおおよその仕組みは理解してますが、住宅の場合も、投資リスクは経営する工務店にあるのでしょう。しかし、僕が問題にしたいのは、前述したようなFC化の仕組みにおいて一番リスクなのはお客様だということです

ブランド名より運営主体の企業こそが大事。

お客様が夢みる、「どんな家を建てたいか」この想いに嘘や誤魔化しはないはずです。本来は、この純粋な想いに応えることのできる企業がパートナーとなるべきだと考えます。

FCを運営している企業の中には、「手っ取り早いから」「条件がいいから」「売れそうだから」なんていう理由で加盟しているところもあるかもしれません。いえ、キット有ります。

僕が知る限り、家づくりに想いを持ってる多くのプロたちは、FCに加盟している人は少ないです。自分が建てたい家があるわけです。想いがあるわけです。よく考えずとも、自らを表現する魂を捨てるなんてことはありえません。

話が飛びました。そう、運営主体がどういう理念や信念で家を建ているのか。そのためにどう組織を運営しているのか。現場は打ち合わせスタイルは...などなど、一貫したスタイルがあってしかるべきだと思うのです。

表現された家づくりと。実際に造る家づくりは別物です。

運営会社を知る!

FC化された企業との家創りに大切な注意喚起です。

 


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プロフィール

名前 田中 法人
職業 広島の住宅購入サポート
通称 三笑塾 塾長
住まい 広島県
生年月日 1966年2月20日
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