2018.05.20
僕は、どんな世代の人とのお付き合いも苦になりません。むしろ、気を使わなくてもいい先輩方の方が付き合いやすいとも感じます。自分が育った環境に年上の方が沢山いたからかなとも感じるところです。そんな訳で、住宅購入の良くある話の中の不思議についてブログにしてみます。
新しい住宅土地を選ぶ理由に、同世代が多く、新しい人達ばかりだから打ち解けやすいという理由があります。この理由で住宅購入を検討した場合、ほぼ中古住宅という選択は消えます。では、皆さん本当に同世代の人の方がお付き合いしやすく打ち解けやすいのでしょうか?本当にご自身が感じているのでしょうか?この前提で話をすすめます。
どこにでも、どんな世代にも、付き合いにくい人、苦手な人っていますよね。新しい住宅地だから、戸建てだから、そんな理由で面倒なお付き合いから解放されることはありません。
それに最も大切なことです。子供たちのとっての住居地というのは大人とは全く異なります。育った場所が全てです。遊び場や通学までの道のりの景色や環境、もちろんご近所さんとの日々の挨拶もです。社会に出れば同世代だけのお付き合いなんて選べませんからね。
世界標準の不動産取引はコミュニティを重要視します。コミュニティとは、居住の「快適・安全性」です。その価値とは、周辺環境の成熟度であり、インフラ整備、地域住環境、犯罪発生率、学校問題などが密接に関わっているとされています。
古い住宅土地はコミュニティーが確認できるわけです。これからどうなるかわからない新しい住宅地よりも歴史に重みがあると考えられませんか。さらに、過去にこんな一説をみつけました。「ホントだ!」と、納得させられました。今も疑いなく信じている一説です。
人は同世代の人間からの指示を必要とすると同時に、ライフサイクルの別の段階の人間から支持と容認をも必要としている。しかし、とかく分離への要求が混合への欲求を圧倒しがちである。今日の住居パターンは、タイプの違う世帯をお互いに分離する傾向にある。この世帯分離の影響は深刻である。本来、人生の各段階における正常な成長には、それぞれの段階で他のすべての世代や団体との接触が必要されている。ライフスタイルのバランスに応じた住宅が手に入る近隣では、このような接触が現実のものとなる。隣人との係わりの中で、誰もが人生のあらゆる段階の人間と、通りすがりの触れ合い以上のものを体験できるのである。われわれは住宅の混合に対する要求と、自分と同じ世代や同じ生き方の人間の近くにいたいという要求との帳尻を合わせなければならな。
↓↓この本のコミュニティと「コハウジング」の定義より抜粋。
更に経験上の話でいえば、古い住宅地で住民の方に地域のことをヒアリングすると、多くの方が、どんな方が購入を検討しているのか聞いてきます。若い方でお子様が小さいと告げると、「子供の声が聞こえてくるのはええねぇ~」と、微笑んでくれます。
仕事を通じてですが、沢山のこんな声を多いてきた僕からすれば。「同世代が多いから打ち解けやすいというのは本当だろうか?人生の先輩方に囲まれて暮らすほうが楽チンじゃないか?」と、考えたりもします。
マイホームに求めるものは自分に合った暮らしです。暮らしは「家」だけではありません。居住する場所こそが重要です。そこにはコミュニティがある。または形成される。立地選びとは、これらをトータルで精査し計画することです。
住宅土地選びで迷われている場合、立地×価格だけでは測れない「なにか?」がみつけられてないからです。僕は、多くの方のコンサルを通じ解決策をご提案できます。初回相談は無料です。御気軽にお申し付けください。ホームページはこちら!
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