2016.11.14
個人の買物で、生涯で最も大きな買物がマイホームです。バブル経済前のように建物の価値は認められずとも地価の上昇によって数年後には購入した価格よりも高く売れるという時代ではありません。
多くの場合、建物価値は下がり続ける現状です。加えて、リフォームを資産価値としてみなさない不動産市場では、多くの地域では、購入したマイホームは相当の損失を覚悟しなければ住替えはできません。
だからでしょうか、多くの方は生涯住み続ける覚悟でマイホームを購入します。
未来がバラ色であれば今の幸せを懸命に生きれることを考えればいい。しかし、今こそが不安定であり未来なんて考える余裕もない思考では安定を求めるばかりです。こんな理由から、生涯住み続ける覚悟でマイホームを選択するのではないでしょうか。
このような思考から、将来車が運転できなくなることを見越し病院が近くにある都心へという流れのように感じます。その結果、より都心へ人気は集中し地価を押し上げる。もちろん都心は地価が高いというのは誰もが知っています。資金に限りがあるいじょう、土地代にお金が必要な分は日当りも風通しも空間も犠牲にするというジレンマです。
都心の利便性のよい戸建て住宅は極限まで敷地を小さく切り刻みペンシルのような住宅が建つわけです。病院へ行くのが辛くなるほど老いたことを考え今の快適な暮らしを犠牲にしているのです。
今の快適と未来の快適は確実に変化します。あなたの気持ちや生活が変化するかもしれません。あなたが変化しなくても周辺環境が変化します。今の不便が未来の不便といえるのでしょうか。
買ったそばから「こんな家買うんじゃなかった!」というような失敗は許されません。こんな失敗は、不安や迷いばかりが頭をよぎり、自分達が求める暮らしのあり方や将来の夢といった、本来マイホームを購入することで手に入れるべき目的を遠ざけてしまった結果によるものです。
人生は変化の連続です。人生に「もし」は必然です。老後だけじゃありません。転勤になったら?働き方を見直したら?夢に勝負したら?全て想定してみればいい。シミュレーションすればいい。選択するのはあなた自身です。選択するための材料がそろってないから、整理できてないから悩むのです。こんな状態で購入するから悲劇がおこるのです。
これがマイホームを取り巻く現実です。だからこそ叶えたい夢や希望を整理し、普段着の暮らしを見つめたい。ハレの暮らしを探したい。そんな自分軸を見つめるには、モデルハウスを見学するよりも、どんな家が良いのか資料請求するよりも、先ずはライフプランを作成し、マイホームとの付き合い方、暮らし方を見つけることこそ大切です。
30年後の笑顔のためには、マイホーム購入前にはライフプランです!
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