平成28年度住宅市場動向調査によると、中古戸建住宅取得世帯が中古住宅を取得した理由で最も多かったのが、「予算的に中古住宅が手ごろだったから74.1%」同じく設備等に関する選択理由で最も多かったのが、「間取り・部屋数が適当だから。74.7%」
一方で注文住宅取得世帯が中古住宅にしなかった理由で最も多いのは「新築の方が気持ち良いから。57.8%」分譲住宅取得世帯でも「新築の方が気持ち良いから。68.6%」
ごもっともな話と感じるのが(以下注文住宅の場合)、「隠れた不具合が心配だった。28.5%」「耐震性や断熱性など品質が低そう。27.9%」「給排水管などの設備の老朽化が懸念。17.9%」「保証やアフターサービスがないと思った。12.6%」
これらのアンケート結果を僕的に勝手に解釈すると、隠れた不具合を可視化し、懸念とされる給排水管や耐震性を更新し、気持ちよくリノベーションして、さらに保証を担保すれば、間取りや部屋数は適当で価格は適当なんだから中古住宅がイイネ!ともとれると思うのです。
現在のところ中古住宅。特に戸建中古住宅がリノベーションにより最適な住宅として商品化され販売されているケースはほとんどありません。言葉遊びのようにリノベーション済みとして再販されている中古住宅はありますが、殆どは、表面を化粧をしただけです。細部まで見れば誤魔化しだらけともいえるようなものが多いのも事実です。
中古住宅流通にある弊害は、素人のお客さまと中古住宅の品質を理解していないプレイヤーが市場をリードしているからです。
中古住宅取得世帯が物件に関する情報招集方法は、「不動産業者で。48.6%」「インターネットで。37.4%」「新聞等の折り込み広告で。」18.5%」「住宅情報誌/リフォーム雑誌で。12.8%」ほぼ不動産業者による情報からスタートです。
不動産業者さんは建築についての知識は無いに等しい方が殆どです。これでは中古住宅に対する不安をぬぐえませんよね。当然に、情報に価値があるのも不動産と理解しています。希少立地の不動産の場合、内覧して早い段階で結論を出さなければ他の人に購入されてしまうようなケースも稀ではないでしょう。その際、不安を取り除くために必要なのは適当なセールストークではありません。
当面リフォームせず中古戸建を購入後そのままの状態で入居できる状態の良い家も、3年後なのか10年後なのか、いずれにしても必ずメンテナンスは必要です。手頃だからと購入した家も、メンテナンスが予想以上にかかるようでは本末転倒ですよね。
リノベーションするにしても、想い描いた間取り変更が出来ない。想像以上に多大な費用がかかる。などなど。。。希望する暮らしの対価は重要です。そのためには、目視レベルにせよ建物の状況を把握できること。図面を読みとることが出来る事。確実に建築知識が必要なのです。
そのためには信頼できる工務店さんを窓口にする。または、中立的なホームインスペクターに住宅診断してもらう。建築のプロにサポートしてもらうことで、安心して契約するというステップが重要ではないでしょうか。
情報招集の窓口が不動産業者さんであるから不安のまま契約してしまう。最適な窓口をあるのにです。建築のプロを飛ばしてしまう、この流れにより後悔する人が多くいらしゃるという事実をお忘れなく!
弊社は安心して中古住宅を購入できるよう、お客様の代理人としてサポート業務をしております。ホームインスペクションをはじめとして物件の調査、住宅ローンや資金計画のコンサルティングなどなどです。初回相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。
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