2019.01.07
今週土曜日に2019年初のセミナーを開催します。
講座内容は
☑「建物価格の相場」
☑「見落としがちな費用」
☑「コストダウンのツボ」
車だったら「トヨタ」「日産」「マツダ」「ホンダ」「三菱」「ベンツ」「BMW」「etc」。。。車種まで広げれば多くの選択がありますが、企業名からすれば多く広げても十数社程度でしょう。
家はというと単純にこんなもんじゃない。注文住宅だけでも、広島市だけでどれだけあるんだろうと調べてみました。(2019年1月7日現在)
広島市内だけでも、それも住宅展示場へ出店しているモデルハウスだけでも99邸です。大手ハウスメーカーのように複数出店もありますが、企業名でいうと44社です。
単独でモデルハウスを運営している企業もあります。工務店さん、設計事務所、まで、含めれば軽く50社を超える選択があるということです。
こんなにあれば迷って当然です。だからでしょうか。一言で選別ができるように坪単価という目安が独り歩きしています。
「弊社の家は大体坪単価で○○万円~くらいです。」するとお客様は「大体30坪くらいでいいから×〇〇万円か!」こんな図式で思考します。これが本当なら、坪単価は比較検討するのには手っ取り早いですね。
だけど、家でも車でもどんな商品でも、価格というのは性能や品質や保証やブランド力によって違います。クラウンとカローラは性能も品質も違うから価格も違って当然です。誰もが知っていることです。
なのに住宅を検討し始めたばかりの頃は、性能なんて説明されてもよくわからない。タイル柄のサイディングもタイルも見分けがつかない。こんなのは普通ですよ。
だから見積もりも一式2000万円なんていう、見積もりというより値札のようなものが当たり前のように提示されるわけでしょう。2000万円をモデルハウスやカタログ、提案されたプレゼンで解釈する。そこに勘違いが生じクレームとなる。一つのパターンです。
単純な坪単価だからこそ、ルールなんて何もない坪単価という表現だからこそ、ほんとはもっといいたいことはあるのですが、今日のテーマは坪単価をひも解くことではありません。なので、もう少し先に進めます。
2020年までに新築住宅・建築物の段階的な省エネルギー基準適合義務化が求められていました。(詳しくはこちらのブログに書いてます。宜しければ省エネ住宅 説明義務化という忖度)
それが説明を義務化で落ち着いた。。。いや後退した。
どこが坪単価という矛盾につながるかというと、この省エネ基準義務化の方向性を見定め。いい家を造ろう。性能の高い家を造ろうとしていたハウスメーカーや工務店は格段に省エネ基準の高い家をつくっています。もちろん価格は高くなります。
これまで以上に性能差による坪単価の開きが生じているということです。
最低限の基準があれば、その基準をクリアーしている住宅が坪単価60万円という会話は成り立つかもしれません。しかし、そんな基準は説明義務化でなくなりました。
比較検討するやり方はもちろあります。だけど、そのレベルは、かなり勉強しなきゃ無理です。勉強が嫌なら、多くのハウスメーカーや工務店と見積もりの細かな説明を聞き比べるとかして少しずつ学んでいくしかありません。
「月末に今月中に契約してくれれば!〇〇してあげます!」なんてセールストークに心を動かされるような人には無理でしょうね。
建物の価格は同一基準で比較しなければ。「高い」「安い」は比較できないということ。
坪単価は目安にもならない。同一基準で評価できない市場においては、まったく参考にならないということを覚えておいてください。
具体的にどう比較すればいいかを知りたい方はセミナーに申し込んでくださいね!
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