2016.08.09
有名なル・コルビジェ サヴォア邸
建築家による○○○、デザイナーズハウスといえばこんな四角い建物を真似たものがおおいでしょ。何故こんな事を取り上げるかというと、ある雑誌を読んでいてこんな建物(真似た建物)を『大衆化したモダニズム建築と呼ぼう。』と、こき下ろしている記事を発見したんです。
以下がその内容
①平滑な壁
②連続したかガス窓
③フラットルーフ
大衆化したこれらの建物の多くは美しくない。街並みに並ぶ景観はむしろ混乱して醜い。こんな建物が広く普及した理由に、単純で真似をしやすいデザインだったということをあげています。『トップクラスの建築家ほどのプロポーションや造形のセンスがなくても何となくそれに似たものは誰もが簡単に設計・建設できた。』
そうなんだよね~。納得です。
時々建築家ってなんなんだろうって思います。
僕だって建築士です。建築家と名乗ろうと思えば名乗れるんですよ。実際に自分が設計した家も沢山建っています。(そういう意味で言えば建築家とよんでもいいのかもです。)もっと言えば、世間で建築家と言ってる人よりも、こいつより僕のほうが絶対にセンス良いって奴もいます。建築家と名乗るくらいならそのくらいの知識ぐらいもっとけよって奴もいます。
そんな奴でも、それらしく白黒写真で着崩した服装なんかでプロフィールつくっちゃえばイメージ先行で建築家が出来上がるようです。(もちろん厭味です)
そんな、なんちゃって建築家がプランニングした四角いコンセプトも何もない建物が出来上がっても『建築家デザインの○○の家』ってことで何となくかっこよく感じるのでしょう。
何となく古びた家と比べると斬新でカッコイイって思う人がいるから、今でも、なんちゃって建物が多い理由だと思うんですね。(きっと、住んでる人も本音は気づいてると思うんです。かっこ悪いって!美しくないって!)
美しいという意味では、家というのはバランスがとても大切です。屋根があればバランスが崩れていたり、美しくなかったりというのが1階2階の窓のバランスも含め非常にわかりやすいんです。でも、この四角い家は悪くいえば誤魔化せる。
家という単純な形だからこそ、美しい家には奥深さがある。そんな奥深さとは、白黒写真の着崩した服装ではわかんないんですね。
ナンチャッテ建築家のプロフィールに騙される前に、作品を見学すること!じっくり話し合う事が大切ですよ。
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