2017.09.16
欲しいものは現金で買う!これが出来れば一番いい。だけど、住宅を購入する場合は家賃を支払いなが生活しながら貯金しなければなりません。なかなかできるものじゃありませんよね。しかも、住宅が必要な理由が具体的であればあるほど、呑気に貯金をする時間はありません。
頭金が必要かどうかの前に、頭金がないことのデメリットについて触れておきます。頭金が多ければ多いほど住宅ローンの借入は少なくてすみます。支払いが少なくなるわけです。頭金は無いよりあったほうがいいに決まっています。
ごめんなさい。気になるのはこんなことじゃありませんね。ここでは深く触れませんが、住宅購入にかかる諸経費についても頭金が少ないより多いほうが断然お得です。「住宅ローンの保証料」や注文住宅を検討している場合の「つなぎ金利」登記の際の「抵当権設定費用」などが代表的なものです。頭金が少なければ少ないほどこの手の費用はかさみます。
例えば、ずーっと安心のフラット35。融資率は90%以内です。残りの10%に諸経費分の自己資金が必要です。90%超えも用意されていますが金利がグンと高くなります。諸経費については別途準備しなければなりません。
ちなみに頭金は20%と諸経費分用意しましょう。こんなのよく見聞きしますが、僕的には何の根拠なの?って感じです。昔、金融機関も住宅ローンにここまで積極的でなかった時代。フラット35の前身だった住宅金融公庫の融資率は80%以内でした。このことが「住宅購入には頭金は20%」と、都市伝説的なものじゃないかと考えます。
繰り返しますが頭金が多ければ多いほど借り入れは少なくすむわけです。不要なお金も節約できます。住宅ローンの借入が少なければ少ないほど将来のリスクは減り家計は楽になります。単純に答えるなら住宅購入の頭金は出来るだけ多くです!
失礼しました。ここまで読み進めていただいてこれじゃ失礼ですね。だけど、的を得ている回答であるのは間違いありません。その根拠をこれから示します。もう少しお付き合いください。
例えば車を購入するための貯金が600万円あるとします。検討している住宅は3000万円です。この場合、車を購入するために貯金した600万円を頭金に使用すれば、良く聞く住宅購入の頭金は20%です。バカじゃないって話ですけど。
もう少し具体的にします。
①頭金20%のケース
ここでは出来るだけ話しを単純にするために住宅ローンは民間金融機関としておきます。金利等も仮定として35年返済全期間固定1%として話を進めます。
車を購入するためのお金を住宅ローンの頭金に使用したわけです。車を購入するのを諦めるか?もっと安い車にするか?そのまま購入するか?この選択です。比較するために600万円の車を買うと想定します。ローンです。
マイカーローン(広島銀行ホームページ参考 変動金利2.6% 10年返済)
頭金を準備するため、住宅を買って。車も買って。毎月の支払は124,583円です。確かに車のローンは10年ですが、10年くらい乗ったら買い替えますよねぇ~。
②頭金0円のケース
車は現金で購入。住宅は頭金0円で住宅ローン3000万円借入します。(その他条件は同じ)
どっちらが正解でしょうか?どちらが自分にあっているでしょう?決めるのはあなたです。だけど、間違いなくいいきれます。頭金が20%なんて何の根拠もない!教科書ともいえない!
正しい住宅購入の頭金は
ケースバイケースです(笑)
こんなものです。コピペが多いのはどの業界も同じです。大切な根拠を知るのは面倒なものです。だけど、面倒だからこそ、最適が見つかるわけです。最適は心地よいものです。疑問や悩みは解消されますからね!
僕はお客様側の立ち位置で住宅購入における様々なサポートをしております。ライフプランをはじめ住宅購入の資金計画などお気軽にお申し付けください。初回相談は無料です。
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