2017.01.16
インスペクション画像を整理していて思い出しました。家の劣化に極めて重要な蟻害についてブログにしてないことを。蟻害と表現するとわかりにくいかもしれませんね。いわゆる「シロアリ」です。
昔の家は、木材が露出していたからシロアリに食われていても一目で気づくから接ぎ木をしたりして処理できていた。
それが今は殆どの家が基礎はコンクリートで固められています。床下の木材は見えません。シロアリちゃんが大好きな湿気の多いお風呂や洗面の下も同じ。もちろん木材も壁の中です。点検しない限り普通の生活をしていちゃ気づきません。
だから被害に遭っていることを気づいた時には相当な状況ってことが多いという事実。いかに耐震性を高めた設計や構造材だといっても木材そのものがシロアリに食い荒らされていちゃ家は倒壊する。
じゃあどうする!
フラット35木造住宅工事仕様書には基礎の断熱工事には床下防湿防蟻措置の方法であり、床下、浴室等、土台、土台以外の木材の防湿防蟻措置が定まられています。その方法により防蟻措置が施工されるわけだが保証期間は5年程度だ。
薬剤を定期的に散布することも一つの方法なのだが、定期的に散布している人がどれだけいるだろうか。。。
我が家は防湿コンクリートで床下は常に換気されているから問題ないなんてことは食欲旺盛なシロアリには関係の無いことなんだ。
少し違った見方をすれば、強烈な被害をもたらすのがシロアリだからこそ、シロアリを餌に悪い訪問販売業者が床下産業と呼ばれるほどアコギナ商売をしてこれたんだと思うんだ。
そこでここでは、
目次
乾燥している床下だからシロアリがあらわれるわけではない。旅行の途中に空腹になれば寄り道して食事するようなものだ。湿気が無くてもシロアリが途中寄り道して被害にあうってことはあるようだ。
湿気で腐った木、水周りなど水が多い場所にシロアリがいることは多い。だけど、これが原因かというとそんなことはない。正しくはシロアリが侵入することで土と湿気を持ち込むことで木が腐り湿気が多くなるようだ。
シロアリは湿気を好むが水の中に住んでいるわけではない。寒い北海道にシロアリはいないが湿気があるとか、水が多いとか、山とか平地とかということではないようだ。ここは街中だからシロアリいないよ!なんてありえない。
コンクリートと表面のモルタルの間を通って侵入したり、僅かな隙間から侵入するのがシロアリだ。床下が高ければ低いより侵入しやすいということくらいというのが本当のところみたいだよ。
適応能力が非常に高いのがシロアリだ。実はコンクリートでもなんでも食べるし環境に適応する。
ゴキブリから進化したのがシロアリとのことだ。ようするに生命力がハンパ無く強いってことなんだ。たまにはお外に出て家の周りを眺めてみよう。定期的に巡回に来てくれる工務店の方に床下もついでに見てもらえばいい。ケチらず家を維持するために薬剤を塗布することも大切だ。
家は建てて、買って、がゴールじゃないってこと!
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