2019.02.15
皆様はマイホームを購入するにあたり。どんな方法で情報収集してますか?
国土交通省 住宅局による 平成29年度住宅市場動向調査による施工者・部件に関する情報収集方法は、下図のような感じです。
住宅展示場が今もトップなんですね。インターネットが12.2%しかない。そりゃない。きっと統計には表れてないでけです。ネットで情報を取得し、それから確認しに住宅展示場へ行く。僕的にはこの流れだと確信ですけど。
ま~注文住宅はオーダーメイドだけに、モデルハウスはあくまでもモデルでしかありません。いろいろと説明を聞かなきゃわからないことだらけです。基本性能やおよその価格。保証や設備をネットでチェック。その後、現物を住宅展示場へ確認しにいく。そして、数社と設計力などの提案力と価格を比較検討する。メールで全て終了!なんてわけにはいきませんね。当然といえば当然にアナログが大切です。
下図の分譲マンションとよく似てますね。ネットが増えてる。注文住宅と違って場所選びが重要になるからでしょう。現地を通りかかってというのが多いのもそんな理由だからだと感じます。
分譲戸建てがネットより不動産業者からの情報収集が多いのは、ネットでは情報量少ないし、問い合わせしてそれならこちらの方がいいんじゃない!的に不動産業者から紹介された物件を購入。そんな図式かな。
分譲マンションがネットよりも通りがかったよりも不動産業者が少ない理由は分譲マンションは「手数料がもらうとこがないから紹介しない」。。。もしかしてそんな理由?
中古は不動産業者の情報がトップですね。新築が欲しかったけど予算的に無理があり、中古を不動産業者から勧められて購入。そんな話だろうか??
これまで上記したことは勝手に想像したことです。ネットでの情報収集がこんな少ないなんてことはないと思うんですけどね。
ネットの情報収集が少ないという結果は、不動産の情報量が少ないということだと考えます。ネットが直接的に購入動機につながってない。そりゃそうです。チラシでいえば分譲戸建てや中古戸建なんかの情報はA4一枚ですよ。それも間取りと適当なキャッチコピー。よくわからない小さな文字。しかも輪転機で刷った2色刷り(笑)これじゃあね…。多くの不動産情報はネットでもこれにちょいと毛が生えたようなものでしょ。
ちなみにアメリカはというと一物件ごとにパンフレットはあるしホームページが出来上がってます。(ご興味あれば昨年インスペクションの研修でシリコンバレーに行ったときにアメリカの不動産流通を学んできたブログをご覧ください。
ネットの情報が少ないから、いまだにアナログに頼らないといけないのが日本の不動産事情といえるのではないでしょうか。
☑画像がたくさんあれば、
☑キッチンやお風呂のグレードが記載されていれば
☑耐震等級や省エネ等級。その他性能値について記載があれば
☑インスペクション報告書が添付されていれば
☑リフォーム案や税金などの記載があれば
☑などなど
ネットである程度絞り込めるのでしょうけどね。情報がオープンにならないですね。今のところ情報をオープンにしているのはマンションや一部の売主さんと仲介業者のみです。マンションの物件に関するネット情報取得が多いのは情報がオープンになっているからかもしれません。
なぜ、情報がオープンにならないのでしょう?注文住宅の場合は分からないでありません。だけど、分譲戸建てにしろ中古戸建、中古マンションは、家電製品や車のように完成品であり現物があるわけです。中古戸建の情報量よりも中古車の情報量が断然多いのは納得できませんよね。
マイホームは何となくで購入できる買い物ではありません。だから、ネットからリアル店舗の情報が大切になるのでしょう。
では、問題は、このリアル店舗の情報がお客様の満足度につながっているのか!ということです。答えはよくわかりません。アンケートのようなものはありますが本音のところはどうなんだろう!?と考えてしまいます。
住んだ瞬間。ライフスタイルが変化した時。などなど。。。マイホームを購入する際に検討するべきことは多岐にわたります。一方で、情報がオープンになればなるほど思考を整理しにくくなるのも事実です。
これらを情報がオープンにならない理由だと考えると、
分譲戸建てと注文住宅は、価格差を重視するほうが面倒がない。一人一人のお客様へ費やすだけの時間はない。単純なすみわけでいいじゃないか!そんな結果だとしたら。。。。想像はどこまでも広がりますが…
街歩きが好きな僕からの視点です。同じ広島市西区庚午中でも色々ですよ。古江駅周辺から太田川まで結構な広さです。そこには、南側に高層階のマンションが建つ不動産もあれば、低層階の借家や邸宅のお庭という土地もあります。古いワンルームマンションもあれば大手ハウスメーカーのお洒落に彩ったな賃貸住宅もあります。一言でこの地域は住みやすい!なんてのはないのです。どこどこは坪100万円なんてのは超ざっくりとした相場でしかありません。
街を歩きましょう。自分が暮らすことを想像してみましょう。A4チラシやネットで読み取れる情報なんてたかだか知れています。google map で知ることが出来るのは地図情報のみです。重ねて申し上げます。そこに暮らすことを想像しましょう。検討している物件を購入したとして想像してください。内覧してください。
そうすれば考えられないようなヘンテコな分譲住宅。注文住宅じゃなかったほうがよかったんじゃない的な不格好な家。これらに多額のお金を払わないですみます。街並みはくずれません。
ハウスメーカー時代。営業としての手法は正直言ってざっくりです。特に見積もりなんて超ざっくり。多め計上。カーテン照明予算100万円。見積もりにはオプションを多めに入れる。こんな感じです。
その理由は、契約した瞬間、お客様は提案が現実を直視することを理解しているからです。本当にこれでいいのか!契約内容を振り返ります。だからでしょうか。契約のままの間取りや設備で家を建てる人って少ないはずです。(こんなはずじゃなかったとならないためにも僕方から提案してました。)
契約の瞬間に夢が現実となる。現実の描写としてとらえることが出来るようになる。そうなると、街をみる視点が変化します。エクステリア計画。外壁サイディング。玄関サッシ。瓦。キッチン。床材。etc。注文住宅ならどうとでもなります。契約はワンクッション置いた状態とでも言えるかもしれません。(安易に契約すると、契約後に思わぬ出費が増える。オプションでビックリする金額を請求された。という図式です。)
これが建売や中古戸建、マンションなら完成品です。どうにかなるでしょうか。なるとしても注文住宅以上に資金計画に影響するはずです。
最後に、マイホーム購入で後悔しないために改めて申し上げます。そこに暮らすことを想像しましょう。検討している物件を購入したとして想像してください。内覧してください。
自分では自信がないという方はお気軽にお問い合わせくださいね(^^♪
※弊社は単に工務店やハウスメーカーを紹介するという企業ではありません。お客様の立場でマイホーム購入をサポートします。そのために必要なコンサルティングを提供いたします。
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