2017.05.29
京都に建物探訪に出かけ記憶にためようとブログにまとめようとして早3週間が経とうとしています。町家や有名寺社の感想もまとめておきたいのだけど。。。このままでは時間だけが経過してしまいそうです。なので記憶が薄れないうちにどうしてもまとめておきたい、『修学院離宮』について日記にさせてもらいます。
ブルーノ・タウトは
桂離宮では眼が思惟する。
修学院離宮では眼は見る。
このように表現したと言います。桂離宮はデリケートな精神性を評価し、修学院離宮はその雄大さを評価したそうです。
1時間程度の参観で何を感じるといっても未熟者の僕にはマダマダざっくりとした感覚でしかないのですが、それでも桂離宮と修学院離宮の違いは一目瞭然でした。
僕が保存している画像で桂離宮と修学院離宮の違いが僕なりに伝えられる画像はこれ。
先ずは桂離宮
修学院離宮
なんとなくわかっていただけるかな。。。無理か!とりあえず、僕的ブログで少しでも行ってみたいと思った方は絶対行くべき場所ですよ。
桂離宮は2度参観してますが、『眼が思惟する』って言葉も理解できような気がするんです。どこにカメラを向けても絵になるというのか1cm先に違う世界があるというのかな。。。宇宙の論理的な。。。
それに比べると修学院離宮は「ざっくり」という印象。離宮から見下ろす京都の風景は当時は今と比べ物にならなかったんだろうし、月が沈む美しさはそれはそれは特別な美しさだろうと思う。でも、印象はざっくり。
では、早速僕の拙い画像でご紹介。
【下離宮 御幸門】身分の高い人に使われる門なんだって。そういえば有名な大工さんは勝手口からしか訪問しないって言ってたのを思い出したよ。門やアプローチ一つでその家のイメージって変わるんだよねぇ。
花菱模様の透かし
ざっくりといっても桂離宮と比較しての話。これをざっくりといいっていいはずはないかな。。。
【寿月観】上部の「寿月観」の字は、造園者の御水尾法皇の筆だそうです。
【次なる連絡通路】こんな風景が広がるからざっくりという浅はかなイメージなのかもしれない。
【中御茶屋中門】僕はこの門が一番好き。っていうか、竹が好きなんだな。シンプルな竹と門がとてもカッコイイ。
【楽只軒】周囲の樹木はツツジ、ドウダン、楓などで、秋はメチャ綺麗だって!
【客殿】僕が言うのもですが一言!見事です。正面に見えるのが「霞棚」。桂離宮新御殿の桂棚と醍醐寺三宝院の醍醐棚と天下の三棚と並び称されているそうです。
【狩野秀信の筆といわれる網の中の鯉】
【上離宮 御成門】たんに印象ですけどこの先にワクワクする何かがあると感じました。(笑)この門をみていると構造物というのは自然のものをできるだけ壊さず保ちつつ共存することこそが正しい姿のような気がするんですよねぇ~。昨日、無理やりヨウヘキついて無理が生じている現代社会の残念な建物を見ただけに余計に感じます。
【隣雲亭から浴竜池を望む】自然の景観こそが最高に美しいものだと心底思えます。冒頭の桂離宮との比較画像もこの隣雲亭からの画像です。景色に見とれて建物の写真を撮る時間がありませんでした。これだけでも今一度訪れなきゃならない理由が出来ました。
【雄滝】壮大な景色を眺めたあとだけに心静まります。
【千歳橋】修学院離宮の唯一の汚点なんだって。確かに日本の自然に中華的ミタイナ感じだ。(笑)
【楓橋】もう全然こちらの橋のほうが居心地いい。秋には紅葉の見どころになるから楓橋なんだって。秋は予約とれないよねぇ~。
【窮𨗉亭】創建当時から現存する唯一の建物なんだって。ちなみに、僕のPCとFBの背景画像した。僕はやっぱシンプルなものが好きなんだな。
そろそろ最後の方だよ~。せっかくなのでシンプルイズベストにお付き合いください。
これぞ、借景でしょう!広島の郊外はここまでじゃないにしろ海を取り組める既存住宅がいっぱいあるんだよねぇ~。ちょこまか暮らすのもったいなくないかい!ってのが僕の主張です!!
【土橋】栗の木で造られたもの。ここでもやはり千歳橋は汚点だと気付かせてくれる。。
このブログをみるよりこちらの施設案内ビデオを視聴したほうが手っ取り早かったんだけどね。京都を訪れる時は予約してみたらいいよ。それにしても時間がたらない。。。また、訪ねてみよう。だけど、やっぱ次は桂離宮だな。
取りあえず5月の京都の建物探訪ブログは一旦終了。町並み探訪とかの画像はまたの機会にまとめよう。お付き合いありがとうございました。
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