2017.07.17
三千円の服と三万円の服の違いは三万円の服を着ている人にしかわからない。
三千円の椅子と三十万円の椅子の違いも三十万円の椅子を所有している人にしかわからない。
どちらが良いかという話ではないが、三万円の服も三十万円の椅子も価値に気づくには価値を認める眼がなければスルーでしかないのだ。
よい素材によい製造工程。良質な商品は高価にせざる得ない。ブランド価値を守るためにも良質な商品を提供するためにも当然だと思う。誰もが簡単に購入できる商品であってはならない。
では、良いものを購入するには出費は覚悟しなければならないのだろうか。そんなことはないと思う。良い商品というのは全てが誰もが憧れるブランドではない。無名だが良い素材でこだわりぬいた商品というのも多い。その代表が「家だ!」
安藤忠雄や隈研吾が設計してくれればいい家が建つだろう。では、そんな世界的有名な建築家に依頼しなければ、いい家が建たないかといえば別だ。
僕がこの会社イイよね!って思う、工務店の多くは年間10棟ちょっとの施工実績だ。この設計者に任せれば間違いないという設計者も注文住宅は年間3~5棟くらいだろう。世間でいえば「無名に近い」
積○ハウスや三○ホームをブランドとすれば、これらの企業と比較すると随分お安い価格になるだろう。だが、良質な設計、素材、施行というものは、その価値を知る人でなければわかりにくい。僕が知っている企業は名前負けしているのだろう。営業が下手なのだろう。仕事を断る程ではない。
良質な家というのは隠れた部分や細部にこそ確かな仕事がある。でも、それは見極めようとする一部のお客様にしか届いていない。多くの方は、クロスで化粧すればどれもこれも同じに見えるというところだ。
お手頃の商品というのは人による。何でもかんでも良質でなければならないとは思わない。だが、知らなかった!というのが、一番歯がゆくないだろうか。
洋服のようにTPOにあわせて3万円のシャツを着ることもあれば500円のTシャツでいいということにはならないのが家だ。だからこそ、ライフスタイにあわせ自分にあった家を選んで欲しい。そのためには、少しでも知ること。眼を養うことが近道だ。
眼を養うことで家の価値を認めたい。安けりゃいいで選んで欲しくない。ブランドやあるかどうかわからない保証に購入を左右して欲しくない。
そのためには、いい商品を観に行かなきゃだ。触れなきゃだ。造りがどうなっているか扉を開けて顔を覗きこんでみなきゃだ。造作のレベルを確かめるために細部を指で触ってみなきゃだ。
知らなきゃ知らないでいいということある。一方で、知らないことへの失敗というのも多い。若いうちに住宅購入する人はどうしても知らないことへの失敗が多くなる。見てきた家の数も家を所有している友人の数も少ないのだから体験談も数少ないのだ。だからこそ沢山の家を観に行くことを意識して欲しい。
「こんなことなら。。。。」
この声は本当に多いんですよ!
皆さんの眼の代わりを僕がコンサルとしてサポートしています。そんな時間はないという方、第3者的立ち位置のプロの意見を聞いてみたいという方は、お気軽にお問い合わせください。初回相談は無料です!
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 2月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |