ミース・ファン・デル・ローエが残した言葉「神は細部に宿る!」大好きな言葉です。どちらかといわずとも雑な男である僕には肝に銘じなければならない言葉としています。
昨日の事、そんな場面に出くわしました。ご依頼者様がご検討している物件の現地調査です。
ご依頼前にご依頼者様より物件の画像データーを拝見した際の僕の印象は、裏山の緑が素敵!借景として取り入れたいな~と勝手な妄想です。立場上、画像は差し控えなければなりません。(冒頭の画像はイメージです。もっと朽ち果ててましたけど。。)その時の画像では気付かなかったのですが、周辺に、冒頭画像のような空家というよりボロ家、いや朽ち果てそうな家屋が存在してるのです。
時間をかけ探し求めた物件です。やっと巡り合えた感が強いのが不動産というものです。当然にワクワクします。それでも、「見落としていないか!」と、僕にご依頼を頂きました。そんなお客様でも切撮った画像というのはワクワク部分です!新たな気付きでした。
考えてみれば、生活や暮らしを環境という側面で切撮るようなことありませんものね。あったとしても日常的な環境です。駅が遠い、道路が狭い。日当りが悪い、などなど。。。はずせない条件下で物件を取捨しているにすぎません。目に映る範囲というのはそんなものなのです。
僕の歴史は違います。建築する立場であり、クレームに向き合ってきた立場です。可能性があることへは良いも悪いも全て向き合うべきだということを僕の経験が知っています。
例えば、不動産の決定理由が2階からの眺望が望めるというのであれば、どの程度の眺望かを2階のフロアーレベルから確認します。隣接の状況からあらゆることがみえてきます。その状況をお話しし確認していただきます。決めるのはお客様です。「知らなかった!こんなことなら!」これを、できる限り無くしたい。
「そんなの、いつまでたってもみつからないよ!」と、聞こえてきそうです。僕の経験でいうと、決してそんなことありません。
価値とは=どれくらい大切か、またどれくらい役に立つかという程度。またその大切さ。ねうち。です。
それもこれも含め、その物件の値打が決まるわけです。切撮れるものは切撮ればいい。切撮れないものは何をしても切撮れないわけです。写真撮影と暮らしの完全な違いです。切撮れる暮らしと切撮れない暮らしの優先順位は言われてみなければわからないことだってあるでしょ!
こんな過程を通じて暮らし方や間取りに対する思考が整理されるのです。その時こそ、これだ!と思える物件に巡りあう時です。家を買うぞ!とネットで探し始めて、直ぐにそんな物件に巡りあうなんてことにはならないでしょうけど。。。
不動産調査の仕事とは、一つのことに向き合うことだと考えています。向き合うことで見える世界が広がります。切撮れること切撮れないことの発見やジャッジもその一つです。そのためには、色々な角度から観察することに始まります。その始まりが現地調査なのです。現地調査で感じた疑問や違和感を役所調査や周辺住民の皆さまへの聞き込みを通じ切撮れる方法や緩和策などの提案をするのです。
皆さんができる現地調査があるとすれば、とにかく、周辺を歩く!眺める!観察する!です。車で行って物件を見て終了なてありえません!!
売ることにプロ性を感じない僕の思考でいうプロとは沢山の家を売ったなんてことではありません。売る奴というのは嫌という程見てきました。僕もソコソコ売れる営業でしたが神様のレベルには達しません。こんな仕事を選択している僕には無理なのです。
お客様にとってベストな落とし込みをすること。そのためにはお客様へ向き合うこと。そのための一つひとつを精査すること。そのためには十分な調査が必要であること。気付くための学びを継続すること。これに尽きるのだと信じています。
お客様へ向き合うことで、ここで紹介したような気付きを今でもいただけます。お金を頂き僕も成長できる。ありがたいことです。マイホーム購入になんだか違和感のある方は、是非一度ご相談ください。きっと何かの発見があるはずです。初回相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。
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