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2017.06.15

事例

木造住宅の劣化の原因「水分を絶つ」

大手ハウスメーカーといえば「鉄骨プレハブ」のイメージでしたが、最近では、そんな大手ハウスメーカーさんも木造住宅に力を入れています。その理由は、木造住宅の優位性に他ならないと考えます。

今日のブログは優れた木造住宅における劣化の原因。特に、中古住宅を購入しようと考えている方にとって重要な木造住宅の劣化の原因となる「水分」についてまとめてみます。

木造住宅の劣化の原因

代表的な劣化は「風化」「摩耗」「腐朽」「虫害」です。重要なのは風化や摩耗のように見た目の劣化よりも構造的な耐力低下につながる「腐朽」「虫害」です。

腐朽・虫害を対策する事が木造住宅の劣化対策といえるのです。そのための重要な要素は水分をいかに絶つかにつきるのです。雨漏れがないか、湿度対策がなされているか。中古住宅を検討する際は、この部分に注意して内覧する事が重要です。

具体的には

●雨漏れがないか

●生活用水が漏水してないか

●基礎下からの湿気

●結露

へたに高気密化された住宅では結露による劣化は深刻だったりもするから注意が必要です。もちろん雨漏れによる劣化は確実に木材の腐朽を早めます。インスペクションの現場でも床下や小屋裏では木材の含水率の測定をするなど配慮はしておりますがご自身でも注意深く観察することが大切です。

 

参考までに、含水率と劣化の関係は以下のようになります。

  • ぴかぴか (新しい)35%を超えると腐朽菌が発生します。腐ります。
  • ぴかぴか (新しい)25%を超えると劣化が始まります。強度が落ちるといわれています。
  • ぴかぴか (新しい)25%以下でも変形するといいます。
  • ぴかぴか (新しい)20%以下だと腐らないとされています。

20%以下であることが大切です。上記の画像にある含水率計はそんなに高価なものではありません。お客様が内覧時に購入すべきとは言わないまでも、安心して中古住宅が流通するためには関係者くらいは所有すべきではないかと考えなくもありません。そんなこといっても、メジャーやスケールを所有している方もあまり見かけないことを考えると無理な話なのでしょうね。

↓↓こちらの画像は、雨漏りが原因で劣化しているサッシ部分について現在進行形かどうかを調査している画像です。表面部分は雨漏れはとまっています。(雨漏れ原因個所の補修も終了していました。)

この部分に関しては念のためサーモカメラによる確認もしました。

 

瑕疵保険による保険加入されているから安心という向きもあるでしょう。しかし、安心とは安心の根拠こそが大切なのではないでしょうか。雨漏れしてないという事実よりも、以前雨漏れしたが、これこれこういう理由で現在は完治している。保険加入はできるけれど数年後にはこの部分にはメンテが必要になる。などなど…。購入者が現状の状況をできるだけ正しく把握することこそが、中古住宅購入には大切だと信じています。

僕はそんなインスペクションをコンサルティングサービスとして提供しています。広島近郊で中古住宅購入をご検討の方は是非ご検討ください。このようなインスペクションに加え瑕疵保険加入までサポートします。

初回相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。

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プロフィール

名前 田中 法人
職業 広島の住宅購入サポート
通称 三笑塾 塾長
住まい 広島県
生年月日 1966年2月20日
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