自分勝手な住民と暮らすマンションという選択。

物事の捉え方は人それぞれです。残念だけど、自分さえよければいい！こんな方も多くいらしゃる。放置された空家など代表的な話でしょう。

そんな有効利用しようのない不動産を「負動産」とも呼びます。その代表的なモノが地方都市のマンションでありリゾートマンションです。

極論ですが、放置していても、ご近所さんは大変迷惑でも、そんなの気にしなり相続人の方は、僅かの固定資産税と捉えることもできます。しかし、マンションとなると、固定資産税に加えて管理費や修繕積立金まで費用負担は大きなものです。

それでも気にしない。自分勝手な方も多いという記事です。

１室１万円も…激安「リゾマン」、高齢者の定住進む越後湯沢のリゾートマンション。

物件評価が１万円なんてことはありません。実はこの物件、滞納がメチャあって、その差し引きを考えると便宜上、1万円で競落ってことなんだって。

驚くのはこの先、管理組合としては、これ以上滞納が積み上がては管理そのものに支障が出るでしょ。なのでこの物件は管理組合自らが競売の申し立てをして管理組合が競落。管理組合が競落すれば滞納管理費をチャラ？にできるでしょ的な話。健全な状態に戻しましょってことなんだろうね。

デモねぇ～。修繕積立はどうなんだ？その分積立に穴があいているのは間違いない。所有し続ける人の本音は冗談じゃないと思うんだな。。。

話が飛んじゃいました。戻します。もっと驚くのは。。バブル期の贅沢なリゾートマンションが1万円だからね。大浴場付きだよ。価値を認める人からすれば破格でしょ。1万円で競落して、滞納管理費も払わず1万円でずーっと使い続ける人がいるってんだからねぇ。

マンションは所有権といっても区分で所有する特殊な権利関係。一つのビルを見知らぬ人同士が暮らす場所。

このリゾートマンションも代表的な例の一つ。価値観の違う人が共有することの難しさなんだよね。資産価値というけど、単独で所有する戸建てとの大きな違いをどう考えるか。。。

建替えしやすく処分しやすく法改正されているとはいえ…建替えできたマンションなんて僅かなマンションのみ。それも容積率ボーナスに需要が確実に見込まれる一部の地域という限定。地方都市のように需要も見込まれなければディベロッパーあるのはリスクばかりですよ。

マンションは管理を買えというのは間違いない話。だけど、その前に！ってことがこのリゾートマンションの今として物語っているような気がします。

資産性と安易に行動した結末なのか、買い求めやすさがもたらした不幸なのか。マイホームという経験値の殆どない買物というのに、人生を大きく左右するほど経済的にも精神的にも重要な決断をしなければならないわけです。

もっと自分の暮らしを真剣にとらえましょう。もっと自分に適した暮らし方というのはあります。安易に行動することで思いがけない落とし穴に気づくのは購入後ライフプランに変化が生じた時です。ご自身で整理できない方は、私のような不動産コンサルタントやファイナンシャルプランナーに相談しましょう。

マイホームは夢であるより前に現実の暮らしです。暮らしが豊かで有ることが夢につながるのです。イメージに騙されないためには自分の暮らしをしっかりと捉えることから始めてください。広島近郊でマイホームを検討している方は僕をご指名ください。初回相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。

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