2016.10.21
工務店経営が一番苦しくなるのは引き渡したお客様が増えてきた頃。概ね10年経過した頃だろう。設立間もない頃というのは売ったそばから利益が積み上がる。
一方で引渡したお客様が増えればアフター経費が必要になる。巡回するスタッフも必要になってくる。アフターという重要なことをおろそかにしていれば悪い評判も立つだろう。
この頃というのは市場規模も増えない中で売上増も見込めない。むしろ設立当初の有能なスタッフは退職したり現場から遠ざかったりで売上を確保、利益の確保することさえも難しくなってくる頃だ。
これから家を建てる皆さまに写るのは今勢いのあるハウスメーカーや工務店のはずだ。だが、過去を振り返ってみると、大手ハウスメーカーや老舗と呼ばれる地域ビルダーを除いて、そんな勢いのあった企業の多くは消滅しているか表舞台からは遠ざかっている。
安心安全が大切というなら安定経営も大切だ。新興企業の中にはサービスやキャンペーンなど派手に立ち回る企業も多い。そんな企業のサービスが良かったからという理由で選ぶ人も多いが、それは利益を圧迫しているということに気付くべきだ。そうじゃなければそれはトリックでしかない。見積もりや表現を見極めれてないのだ。何かを犠牲にしていることを知るべきだ。
長期にわたってお客様の大切な住まいを守り抜くためには一定の利益が必要ということを知らなければならない。そのためには、経営が自転車操業では安心安全は担保されるはずはない。
何でもかんでも「イイネ!」にろくなものは無い!
安心安全の本質を見極めよう!
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