2016.09.27
いい服着て、いい車乗って、いい女連れて。僕らバブル世代が若かりし頃目指した生活だ。そんな僕もいい歳になった。服は今でも好きだが日替わりで着替えるような仕事じゃない。しかもオーダーで造っても10万円もあればソコソコのスーツが造れる。車は脚立がつめることが前提条件だ。欲しい車はそんなのつめない。なので車選びは仕事優先と決めている。いい女連れてどこ行ってもバレバレだ。広島は狭いのだ。そんなこと考えるだけ時間の浪費だ。
年齢のせいだろうか。物欲よりも達成感に高揚する僕がいる。綺麗事だが、僕は金儲けよりも仕事の成熟度に重きを置いている。
だが、経済というのかこの国の仕組みというのはマネー中心だ。金融工学という名のネズミ講のようなマネーゲームだ。
アメリカが急速に行き詰った大きな原因は、「マネー」関連の産業があまりにも肥大化したことです。GDPの構成割合と見ても、金融、保険、不動産、リースといった「マネー」絡みが約22%。70%弱が個人消費、農業が0.8%ぐらいですから、製造業はまさに1割産業に落ちてしまった。アメリカ経済の急速な変化に伴って、国の姿も変わっていく。「マネー」が先行して超国家的な力をもち始める。「マネー」の正体が、今回の危機で目に見えるようなってきました。
昨日読了した。
抜粋させていただきました。
尺度がマネーになっている。儲かるからその仕事につく。儲からないから辞める。金を追いかけ数字を追いかけるその先にサービスの劣化というよりサービスそのもの欠如。生産品の不良。体のいいキャッチコピー。
さらに、この本で最も印象に残る行
人間らしく生きるには豊かさが必要だという順序なのに、今は逆立ちして、豊かさが満たされなけば人間は生きられる。という話になっています。つまりは、依然として人間の生存条件ではなく生産条件優位の思考法です。
いいかえれば、人間らしく生きる為のマイホームなのに。マイホームに住めば豊かになれると勘違いしている。その豊かさは生産される側の都合のいい発信によってだ。マネーゲームのなかでの不動産流通。限り無く狭い敷地に限り無く上に伸びる家。そこに豊かな暮らしがあるのか!絶対にない!!
パリの美しい街並みは車を街中に入れないことを決意したことから保たれている。もっと豊かさを追求すべきだ。マネー主義の中で建築が下請けになってはならない。そんな不動産は流通させちゃならない。
そんな想いにしてくれました!いい本です!!
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