2016.09.26
住宅新報さんの記事
目次
中古流通促進の肝であるインスペクションについて議論の様子が記事にされている。検討されたのは主に3つの論点。
業界の人でも興味のある人は少数だ。記事によるとさまざまな意見や疑問がでてきたことを「この案件の奥深さが、浮き彫りとなった感もある。」と表現している。
偉い先生方が議論しているわけだ。僕がとやかくいってもしかたない。だけど、ブログを書いている以上、多少でもこのブログを読んでいる人がいる以上。共有したい。知っておいてほしい。
僕の結論は、絶対に奥深さなんてない!
そんなもの買主に依頼されたインスペクターに決まっている。売主は自分の家を少しでも高く売りたいに決まっている。売主に依頼されたインスペクターが事細かく買主に不利になるような調査報告をしてくれるだろうか?普通に考えれて買主に依頼されたインスペクターとの報告内容は甘くなるものだ。
この前提のうえに一定の知識人ということになるだろう。宅建士に建築科目があるのなら宅建士でもありだと思うけどね。建築に関わる試験問題なんてあったかな?
保険に加入できればいいというレベルでマイホームを買いますか。間違いなく買いませんよね。買う買わないの判断は、外壁塗装はそろそろ限界だとか。設備機器は既に20年は経過しているとか。現在と将来をふまえ、お金と暮らし方のバランスでしょう。雨漏れているとか傾いてるとか、保険に加入可否判断だけで不安を解消できるの?その程度の判断でいいの?こう考えるのが僕の立場だ。
インスペクションを媒介契約時に知らしめるなんてね!もっと各企業が情報からサービスの本質としてどんどんインスペクションを発信すればいいだけさ。媒介契約時にインスペクションの周知しようが、重要事項にインスペクションの可否を説明しようが、何も知らないお客様がこの文言をその場で噛みしめ契約の大切な条項だと知ることなど説明する人のモラル次第だよ。今でもトラブルの多くは適当な説明なんだからね。
持論をまとめてみたが、案件に奥深さなんてあるとは思えない。。。奥深さという言い訳で安易な方向で決定されちゃ中古流通の促進にブレーキがかかるだけだよ。
求められるのは正義をつらぬく決断だろ!
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