2016.09.24
僕もそれなりに仕事の幅を広げたい。そんな訳で、経営のセミナーにも参加してみたりもしました。共通項は「強みをつくりましょ!」的セミナ―が多いですね。
僕の強みは、元ハウスメーカーの支店長としての経験値と人脈です。このノウハウをお客さまに提供することで、お客様の不安や疑問点についてコンサルティングを生業としているところです。
注文住宅だけじゃありません。建売戸建てもあれば中古戸建て、マンションという選択もあります。迷って当然ですね。ここではお金に余裕があれば便利な立地に注文住宅で建築したいよね。という前提で、注文住宅の強みについて話を勧めます。
代表的な性能でいえば、耐震性能、省エネ性能というところでしょう。もっと細かく見ていくと耐震性能についても大きく耐震、制震、免震に分けれます。
この考え方に、木造なのか、鉄骨造なのか、コンクリートなのかという素材の選択に加わります。さらに、木造でもどのような工法により建築しているという特徴が加わります。誰でも理解しやすい耐震性能で区分けすれば、住宅性能表示によるところの耐震等級で判断すればよいのですが、気のきいた注文住宅メーカであれば耐震等級3の数値など当たり前のように提案されるわけです。
それでも、選択があれば検討するのが人というものです。ただし、こんな面倒なことを勉強してから家を買おうなんてモノ好きな人はほんの僅かです。多くの人は営業による説明によって判断します。営業のスキルや伝え方によって耐震に関する指向性も間違いなく変化します。
ひとくくりにZEH(ゼロエネルギー住宅)だから省エネ性が高いというわけではありません。住宅展示場で断熱気密についてのお話しを聞かれた皆さまでは、ここでいわんとする事は理解できますね。内断熱に外断熱、断熱材の種類にいたるまで耐震等級どうように省エネ等級といった表向きの話だけでは選びようがないのです。ここでも頼りになるのは営業ということになります。
これって家造りの強みでしょうか?確かに販売する側の強みであるのは間違いありません。だけど、消費者の側から見た強みではないでしょ。本当に求めている住宅が手に入れば問題ありません。説得されて、適当な住宅を買わされているとしたらいかがでしょうか?何故、多くのクレームでいっぱいなのでしょうか?
その答えは、望んでいる建物を建てることが出来なかった多くの方の声としてネットでも見つけることが出来ます。営業による勘違いからスタートした請負契約が悲しき多くの声を生んでいるのです。
多くの皆さんの目には留って無いケースも多いですが、造っている家というのはシンプルに物語っています。○○の家!といえば、誰が見ても、そうそう、こんな感じ!モデルルームも実際に建てたオーナーの家も同じ。メッセージの中にあります。間取りは違っても、設備やインテリアが違っても、同じ臭い、同じ風、イメージがそのまま立ち上がるような「家づくりの軸がある!」この軸こそがそんな会社の○○の家!という強みです。
それに比べ、営業に頼った企業というのは、価格にあわせてどうにでもできますよ。場合によっては、キャンペーンや値引きにオーバートークで契約を迫るパターンです。ある意味、お店に並べていたら選んでもらえる商品じゃないから営業力に頼った力技に頼るともいえます。残念ですが、一生にに何度も無い買い物であり難解な買物だからこそ、広告宣伝に引っ張られ営業に説得されてしまうのです。
強みを広告にのせ造れてしまう。これが、いつまでたっても消費者主導で買物が出来ないこの業界の強みかもしれません。
いい業者さん、いい職人さんが評価される仕組みを造るのは僕たち不動産コンサルでしかいない!想いを強くするのでありました。
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