広島の住宅購入相談はサンクティ

2017.04.17

読書・学び

落ちてるゴミを拾う国民なのに街が美しくないのは何故だ。


電柱がなければどれほど日本の風景は綺麗だろうと思う。建物の写真を撮るにも電柱や電線がどれだけ邪魔になるか。プロのカメラマンからすれば冗談じゃないというお話だろう。だが、地中化しようにもどうしてそんなにお金がかかるのか不思議なほどコストアップとのことだ。

電柱や電線だけに限らない。その先には高いビルもある。ロケーションを売りにする高層マンションはそのまま周辺の人々からすれば美しい風景の破壊者でもある。その破壊者も新しくたち続ける高層マンションによって美しい風景を破壊される。スクラップアンドビルドが美しい風景を消し去り続けているのだと思う。

下界を歩く僕は、広くもない道から空をみあげる。僅かな隙間から見える空なんほんのちょっぴりだ。山登りに嵌ったのも空が続く風景に癒されるからだ。

都市全体をみれば高層ビルはランドマークかもしれない。だが、歩く僕らからすれば空の景色を妨害する邪魔ものでしかない。

 

僕の師匠は、美しい日本の景観を壊したのは高速道路と新幹線だと言っていたが、それは歴史の始まりであり脈々と続く負のDNAだと思う。

昨日読んだこの本では、既得権益が日本の風景を殺したのだと言っている。(僕はそう感じた。)

日本の風景を殺したのはだれだ?―よみがえれ!美しい緑の列島…。景観修復から経済の再生へ | 船瀬 俊介 |本 | 通販 | Amazon

この本のように、僕も日本の風景は美しくないと思う。僕だけじゃない。誰もがそう思っているはずだ。おかしな話だよ。道路に落ちているゴミを拾う国民なのにだ。そんなことを考えると、師匠やこの本の著者がいうように犯人はいる。

じゃあってことで僕が!美しい日本のために何ができるのか!と考えた時、電柱を地中化しようと叫んでも、「そのお金誰が出す!?」って話である。

美しい街並みを創るため、プロがデザインした建売街区にチャレンジした先輩方もいる。だが、「夢の注文住宅」という幻想には勝てなかった。

商店街や駅前は看板とネオンでいっぱいだ。幹線道路沿いは宮島に行こうが阿蘇に行こうが松島に行こうが,全国津々浦々同じマークのお店で一杯でもある。都市計画というのは土木で始まり既得権益がゴールなのか。

成熟した日本。ストック住宅も数多くある日本。これからも新築住宅は必要だと思う。だけど、それは成熟した日本にふさわしい新築住宅で有るべきだ。そのためには一人一人がロケーションについて考えるべきだと思う。良いロケーションは豊かな暮らしへの一歩だよ。環境に優しいというのは、もっと大きな方向性と50年後100年後の未来を見据えて考えなければならない問題だと思う。

なんだかブログ程度で完結できる問題じゃないことを今になって知る。。。(独り言のようですね)最後に、この本に紹介されていた共感できる言葉をご紹介。

「・・・野人は美服を纏うも野人たり、新氏は粗服を纏うも新氏な。衣服は人柄を高め又は隠すのみ。断じて人柄を造り出すものにあらず。これに反して、住居が生活に与える影響は避けがたし。従って人柄の基礎たる品性に至る大の影響を及ぼすものなり」(経済学者 シャルル・ジード

「イタリア人の殆ど全員がアパート住まいですが、住むことは非常に大切だと考えています。食物は少々貧しくても人生観にそれほど影響はありません。しかし住居が違えば、人生観は非常に変わってきます。いい国民を育てるためには、いい住居を持つべきです。(森嶋通夫 ロンドン大学教授)

そして僕的感想。マイホーム選びは立地が大切なのではありません!そこに住む環境が子供たちにとっての原風景になるのです。駅の近くでいかがわしいお店や古びた家の数々を見て育つことを考えるべきだと考えるのです!立地というのは街のロケーションの一つにすぎない!

僕は、こんなことを考えながらライフプランを通じて暮らしを見つめることがマイホーム取得の第一歩で有るべきだという持論を持ってコンサルティングサポートをしております。何をどうすべきか?腑に落ちた解決策が見えないという方からも、多くの感謝の声を頂いております。マイホーム取得に行き詰っている方は一度ご相談してみませんか?初回相談は無料です。お気軽にわーい (嬉しい顔)

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プロフィール

名前 田中 法人
職業 広島の住宅購入サポート
通称 三笑塾 塾長
住まい 広島県
生年月日 1966年2月20日
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