2017.03.09
桂離宮行かれたことありますか。僕は2度行きました。ガイドさんがついているからゆっくり時間をかけて回ることはできないけど、どこでシャッターを押してもはずれないほど美しい場所なんです。
和の家創りを検討している人には借景とか日本の美とかそんなことを感じるためにも見学することをオススメしたい場所です。
1回目は夏の終わり。
2回目は寒い冬の日
数寄屋建築とはどういうものかも良く理解してない頃の見学です。ただただ美しいもの見たさと2回目は僕自身の建築視点の成長確認へ行ってきました。
そして、昨日読了した。
この本を読んだことで、改めて違った角度から見学出来るなって感じです。
桂離宮の修復に携わった本物職人さん達が建築当時に修復するために費やし過程や技術への解説。修復過程で知り得た先人への尊敬の念や今の建築との違いなどなど、数寄屋建築の本筋を知ることでマイホームへの感違いや拘りを多いに修正&確認出来ますよ。
少しだけ、この本から、桂離宮に行ってみたくなるような行を少しだけ抜粋。
桂離宮を見る場合、一番大事なところは主客がどこに座ってどう見るかという、そこから始まるんや。どこでもかしこでも構わずみるというんやなしにね。重要な集客がどこにお座りになって御覧になったかということを、先ず知ることです。しかも建って見ないで、必ず座ってご覧になると視点がビシッと決まります。(こう考えると2回目は知らず知らずにそう感じていたのかなと思える画像でしょ。座った位置で主客の視点からの撮影じゃないかとちょっぴり自分を褒める。)
桂離宮は簡単にいうたら、数寄屋のお手本でもあるし、伝統建築を経書する修理の原点でもあるわけや。日本の住まいの文化も、結局は桂離宮に戻ってしまう。
陰と陽であったり部材のプロポーションであったり、それはそれは本一冊まるまるお好きな方にはお勉強になること請け合いです。僕もこの本を読んで、ずっと希望している「書 」を習いたいな!久しぶりに桂離宮行ってみたいな!そんな気分です。
和風建築や和モダンを検討される方にとっては必読書かもです!
追伸 参加申し込み状況チェックしたところ5月連休後じゃないと無理ですね。桂離宮はすぐ埋まりますから早めの申込みが必要です。
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