2017.03.04
中古住宅を検討している人も、低金利の今、少し無理をすれば新築住宅を購入できるかもしれません。金利1%35年返済であれば1000万円の違いも月々僅か28,220円程度です。喫煙量40本のお父さんが禁煙すれば賄えるレベルです。中古住宅か新築か迷っている場合であればなおさらです。このまま中古住宅を購入すると後悔するかも!そんな気持になるのも理解できます。
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新築住宅の価格には販売業者さんの利益が含まれています。新築価格3000万円とし500万円を利益と仮定します。この物件に1年住んで売りに出したとします。想像通り3000万円で売れるはずありません。中古住宅と新築住宅が同じ価格であれば間違いなく新築住宅がいいに決まっています。
土地の価格が急上昇している地区であれば、建物部分の減価した価値を土地価格の上昇分が補ってくれる可能性はあります。しかし、世間は都合のいいことばかりではありません。こだわり抜いた坪単価100万円の注文住宅も中古住宅になった瞬間、A4チラシに「築浅!豪華仕様!」というキャッチコピーという薄っぺらい住宅として市場に放たれます。この放たれた住宅が中古住宅です!
話が飛躍しますが、もしも、総檜張り&レンガ張り。新築で建てれば坪100万円はくだらない。そんな築25年の住宅が売りだされても建物価値は「0円」土地の値段から解体費用を差し引いてもらえるかもしれません。これってめちゃメリットでしょう!
中古住宅を購入する人が増えてきたといっても市場は整備途中です。TVCMも、新聞チラシも、豪華な公告のおおくは注文住宅です。先ずは住宅展示場へ行ってみよう!マイホームの第一歩は今もなおモデルハウス巡りからスタートです。
モデルハウスに待機するスタッフが中古住宅がイイ!こんなこと言うはずありません。「日本の住宅は30年が寿命です。」「中古住宅を買ってリフォームを重ね続けた結果、新築を建てた方が安かったという方の話を聞くととてもお勧めできません。」こんなトークで多くの方は注文住宅や新築住宅へ想いが動きます。ちなみに日本の住宅は30年程度が寿命ではありません。(ご興味のある方はこちらのブログをご覧ください。日本の建物寿命の嘘! )
新築も住んだ瞬間から中古住宅です。想い続けた夢の暮らしがあるというなら別ですが、前述したように価格的なメリットは間違いなく中古住宅にあります。一昔のようにリフォームローンは短期返済で金利も高いなんてこともありません。リフォームだからこそ叶えることのできる空間もありますよ。
新建材で囲まれた新築住宅よりも漆喰の壁に塗り替え、自分らしい空間へリフォームしたりDIYしましょう。中古住宅を自分らしくリメイクするのです。
手入れが行き届いてない中古住宅でも構造上は全く問題ない建物でいっぱいです。安く買い、自分らしい暮らしにリメイクするのです。ダイアの原石を見つけましょう。相場で買いリメイクする。愛着もわき、素敵な暮らしも手に入る。最高じゃないですか!これなら万が一、住替えるようになったとしても、そんな素敵な建物に価値がないなんて思えません。これが欧米の暮らしです。
家のコンディションを知るにはホームインスペクションを依頼してください。瑕疵保険のインスペクションよりもNPO日本ホームインスペクターズ協会のインスペクションは住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場から、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。
私ももちろんホームインスペクターです。
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