家は設計が何よりも大切なんだよ！設計によって家族の暮らしが変わるんだ！

この画像は僕が監修した実際のモデル

これまでお客様の家もたくさん建てたが面白いのは断然モデルハウス。それも住宅展示場じゃない。モデル期間が終了した後は売却するモデルハウスが面白い。僕の主戦場は広島だったから、一番最初は「前空台」その後「こころ」「春日野」と、10棟くらいはモデルハウスを建てたかな。

お客様のストーリをたて、イメージを膨らませ、予算を組む。決めていたのは万人に好まれなくてもいいってこと！中庭やファミリールームや広ーい玄関ホール。そのモデルハウスの側に、同じストーリで一街区おなじコンセプトの街並みと家を造るの。

この頃は僕は副支店長。尊敬する設計者である取締役支店長と二人で好き放題させてもらってた時期だった。ハウスメーカーだからね。建築家の先生方のように、とんがった作品を造る必要はない。（その街区は今でも建材 メーカーのイメージ画像として見かけるよ。画像だしたいけど大丈夫なのかな～。退職した会社だから控えておこう。）

建築の責任はその暮らしが数十年と続くことなんだよね。狭い広島だよ。そんな元モデルハウスの暮らしぶりを目にする機会があるんだな。嬉しいだよ。その当時のコンセプトのままに、多くの方ｇ場暮らしを継続していただいている。

万人に好まれなくてもいいと計画したモデルハウスに惚れていただき、街区のコンセプトに惚れていただき、今なお暮らしている方々がいるんだ。いい暮らしを提供できたと嬉しく思うだよね。

そんなモデルハウスの中には当初の購入者から譲り受けている方もいる。それでも、モデルハウスを建築した時のコンセプトのまま暮らしが引き継いでいるだよ。

家は設計が何よりも大切なんだよ！設計によって家族の暮らしが変わるんだ！そりゃあ同じものなら安いほうがいいに決まってる。だけどね、企画住宅なのかなんなのか良くわからないけど、コンセプトも何もないってのかな？敷地に車が2台置けて余ったスペースにポンと四角い箱が置かれただけ。これを家と呼べるのか！？血が逆流する程熱くなるんだ！

起業してこれほど建築が懐かしくなるとは思わないほどに建築にとりつかれたような今日この頃。言葉の限界ってのかな。僕が理想とする中古戸建てのリノベーション住宅を手掛けたいって、想いが日に日に強まっているんだ。

しかも、昨日の休日には読んだ本がこれ。

安藤忠雄の都市彷徨 | 安藤 忠雄 |本 | 通販 | Amazon

過去の建物を思い起こしたんだよね。あ～旅したい。笑

せっかくなんで僕が一番印象に残った、こんなブログに通じた部分を抜粋。

ー前略ーかたや近代建築が切り捨ててきたもののひとつが、この風土である。1960年代から世界中いたる所で同じように造られてきた近代建築は、空間から自然をシャットアウトし、テクノロジーによって管理される空間を生みだした。そこでは建築も消費社会の中の商品にすぎない。いかし建築とは本来、人が生活するための原点であるはずだ。その建築が商品化されれば、人は風土と切り離されてしまう。それは人間の精神の崩壊へとつながる道だと、僕には思える。だからこそ僕は、そこから脱却し、創造的でエネルギッシュな建築を造りたいと願う。そしてその原点には、ガウディーがいる。

ガウディーの思想を安藤忠雄が引き継ぎ、ほんのちょっとだけでも勝手に僕も引き継ぎたい。暮らしは豊かで楽しくなきゃなんだ！お日様を、風を、借景を、暮らしに取り入れよう！

広島で注文住宅設計に迷ったらこちらまで

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