2016.12.09
ネット検索便利ですよね!ネットの無い時代を育った僕が、ネットの無い時代をどう過ごしていたかを考えてみると。勉強については辞書を片手なんて冗談じゃない。なので勉強はしない。⇒工業高校から就職というパターン。今の時代がどれだけ大学進学率なのは知りませんが、僕がこの時代に生きていればもう少し勉強していたのかもと思わないでもありません。
ネットが無くても、欲しいバイク。行きたい場所。情報が少ない分、自分の思考が整理できるまで情報紙を読み込み、先輩から話を聞き、思考を整理していたような気がします。その途中段階で知ったかぶりの友人の話は、こいつ適当なこといってるなと理解できていたような気がします。
前置きが長くなりました。本日の日本経済新聞の「春秋」が面白い。以下引用
がんという病気に関する国内のネット情報は、どの程度正確か。ある医師が調べた論文がある。「肺がん」というキーワードを大手検索サイトに打ち込み、上位50サイトの内容を検証してみたところ、標準とされる治療法を正しく紹介したものは5割以下だったそうだ。
米国サイトでも同じ調査をしたら正確なサイトが8割を超えたという。彼我の差に情けなくなるが、調査は9年前のものだ。今では日本のネット情報も改善されたはずーー。そんな期待を裏切る残念な事件が起こった。大手ネット企業が信頼度に欠ける情報サイトをつくり、利用者などの指摘で閉鎖に追い込まれた一件だ。
自分や家族ががんと宣告された瞬間かから情報の海に翻弄される人は多い。ネットで病面を検索し、書店のがんコーナーに足を運ぶと「○○を食べて治った」といった話が並んでいる。書き手により同じ食品が薬にも害にもなる。無治療の勧めであり、高額な治療法の自慢あり、救いを探すはずが、これでは不安ばかりが募る。
中でも重みが増すのはネットだ。国立がん研究センターの調査では、がんにかかった時の情報招集先で意思や本を抑え、ネットが首位だった。意思も看護師も忙しく、病気の全体像をじっくり聞ける時間が乏しいこともネット頼みを加速する。きちんとした情報をあまねく届けるか。今回の件を機に議論を深めたい。
事実、住宅に関しても、国土交通省住宅局による平成2 7年度住 宅 市 場 動 向 調 査報 告 書よると、(全て複数回答による)詳しくはこちら
☑注文住宅取得世帯⇒施工による情報招集方法は、
住宅展示場50.8%を筆頭に、インターネットで14.9%
☑分譲戸建住宅取得世帯⇒物件に関する情報招集方法
不動産業者40.3%の次に35.4%
☑分譲マンション取得世帯⇒物件に関する情報招集方法
インターネットがトップで45.0%
☑中古戸建住宅取得世帯⇒物件に関する情報招集方法
不動産業者52.3%に次いで38.7%
☑中古マンション取得世帯⇒物件に関する情報招集方法
不動産業者56.3%に次いで37.2%
主には物件情報取得によるものであり、学びや選択の仕方など、必要な情報を調べるにおいてはこれ以上に高まることは間違いないでしょう。直接的な調査でもここまで高いという理解で良いのだと考えます。
現実はネットで調べ、問い合わせ、コンサルティングを受けながら(営業されながらの方が正しい表現かな?)契約という流れが、住宅取得現場の実態だと感じます。
「春秋」のコラム。家は高い買物です。途中段階で確実に参考にするのがノウハウです。僕自身からみえる業界の話についての気付きは、いかに日経新聞だろうとさわりの部分のみ。裏を返せば視聴率さえ取れれば良いテレビの中にはそれ違うよねって話は、いやというほど目につきます。それがネットとなると。怒りを超えて笑・笑・笑!アホかお前的話が腐るほどという事実。。。
住宅や建築の事などわかってもない、ファイナンシャルプラナ―や不動産コンサルタントや、なんか良くわからない冠を名乗る人の中には、どっかのパクリ情報にちょっとしたスパイスを利かせているつもりなのでしょうが。。。。嘘つくなお前!的な話です。
きちんとした情報をあまねく届けるのはメディア側のつとめ。情報を取得する側は情報の質について精査することも重要な事。
どんな商品もサービスも「なんちゃって」に、ろくなものはない。でしょ~。気をつけましょうね!
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